たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

今月見た映画 2013 年 8 月

 
イメージ 1

Only God Forgives (2012 年、フランス/デンマーク)
8/5 at Light House Cinema
監督: Nicolas Winding Refn
出演: Ryan Gosling, Kristin Scott Thomas, Vithaya Pansringarm
英語の映画ですが、フランスとデンマークの製作。舞台はタイ。麻薬密売組織をののアメリカ人兄弟と「私が法だ」的なタイ警察警部との血みどろの争い。お話自体は復讐に次ぐ復讐で単純なのだが、テンポが異様にスローで薄気味悪さが増します。卑猥語を連発するクリスティン・スコット・トーマスの悪役ぶりも見どころです。

 

イメージ 2

Alan Partridge: Alpha Papa (2013 年、イギリス)
8/8 at Light House Cinema
監督Declan Lowney
出演: Steve Coogan, Colm Meaney
(あとで詳しく書くつもり)

 

イメージ 3

Frances Ha (2012 年、アメリカ)
8/13 at Light House Cinema
監督: Noah Baumbach
出演: Greta Gerwig, Mickey Sumner
濃厚な男同士の友情を描くストーリーはブロマンスというそうですが、これはそれの女性版。ノア・バームバック監督の映画は何本が見ましたが、普通の人なんだけど居心地悪そうにしてる人が最後まで居心地悪そうにしてる映画を撮る監督という印象だったんだけど、Frances Ha は割と最後にちゃんと居場所を見つけてくれて、そこが良かったです。

 

イメージ 4

Pacific Rim (2013 年、アメリカ)
8/16 at Cineworld
監督: Guillermo del Toro
出演: Charlie Hunnam, Idris Elba, 菊地凛子
菊地凛子さんの出演する怪獣映画ということで見に行きました。ストーリーはまあ怪獣映画なんですけど、映像の迫力は凄いですよ。菊地凛子さんが日本人女性しかしないような仕草 (上目遣いで訴えかける表情) をするんだけど、あれもやっぱり怪獣オタクの監督の指示なんだろうなー。

 

イメージ 5

Kuma - The Second Wife (2012 年、オーストリア)
8/18 at Light House Cinema
監督: Umut Dag
出演: Begüm Akkaya, Nihal G. Koldas
ウィーンで暮らすトルコ移民のお話。ガンで余命がいくばくもないと悟ったお母さんが、家庭を任せるためにトルコの村から第二の妻として若い女性をリクルートしてくる。Kuma っていうのはトルコ語で「二番目の妻」という意味だそうです。そういう言葉があるってことは、ある程度、慣習として根付いているのかな。人身売買なんじゃないの、という疑いも湧いてくるわけですが、映画はその辺の善悪を判断することはしません。監督は男性ですが、これは女性の映画。お母さん、二人の娘、若い二番目の妻の 4 人の人間模様です。もちろんウィーンでは重婚は許されませんので、息子の妻として偽装して連れてきたわけですが、息子が偽装結婚に同意した理由も説得力あるし、家族を描いた映画としてとても面白かったです。

 

イメージ 6

What Maisie Knew (2012 年、アメリカ)
8/23 at Light House Cinema
監督: Scott McGehee, David Siegel
出演: Julianne Moore, Steve Coogan, Onata Aprile, Joanna Vanderham, Alexander Skarsgård
19 世紀末にヘンリー・ジェームズが書いた同名の小説が原作。設定は現代に移してあります。諍いの絶えないロック・ミュージシャンの母親と美術商の父親。機能していない家庭で暮らす 6 歳の娘に寄り添いながらお話は進みます。お涙ちょうだいみたいな大げさな演出はありませんが、心に迫るものがあります。原作は読んだことないですけど、100 年以上も前に書かれたお話なのに今日性は失われないものですね。

 

イメージ 7

Lovelace (2013 年、アメリカ)
8/24 at Light House Cinema
監督: Rob Epstein, Jeffrey Friedman l
出演: Amanda Seyfried, Peter Sarsgaard
映画『ディープスロート』に主演したリンダ・ラブレースの伝記映画。『ディープスロート』は 1972 年の作品ですが、ちゃんとした脚本のある最初のポルノ映画 (のひとつ) なんだそうです。ヒモの男になだめられ、すかされ、脅されで映画に出演。大ヒットしたのに出演料として 1200 ドルしかもらってないとか。ヒモには DV は受けるは、客は取らされるはで、さんざんな目に遭わされます。彼女のお母さんがカソリックなんだけど、教条的で高圧的なところがある人で、その辺の確執と和解も描かれます。
最後のクレジットでシャロン・ストーンが出てるのが分かったので、どの役だったかなと思ったらお母さん役だった。もうそんな年か。お父さん役は、ターミネーター2 の敵役で何やっても死ななかった無表情のあいつ。

tarafuku10.hatenablog.com