最近、お友達が何人かダブリンから車で1時間ぐらいのところにあるダンダルクという街に引っ越したので、この週末はその友達のところを訪ね、さらにその近くのカーリングフォードという街に牡蠣を食べにいってきました。
カーリングフォードはアイリッシュ海に面した小さな町です。14 ~ 16 世紀あたりに貿易港として栄えていたのですが、その後、重工業に移行すべき時期には廃れていたらしくて、逆にそれが幸いして中世の面影を強く残しています。
今は観光と、牡蠣や蟹などの水産業が主な産業です。
(ノルマン人の城跡 King John's Castle)
(街並み)
私はもう 17 年ぐらい前になりますが、そのとき勤めていたソフトウェア会社の社員旅行で1回だけ来たことがあります。そのとき遊んだアドベンチャーセンター (ロッククライミングやカヌーが体験できる) もまだありました。
カーリングフォードに着いたのは 2 時ぐらいだったかな。お腹がすいていたので総勢 6 人でさっそく PJ's というパブレストランに行きました。
これは、牡蠣にガーリックバターとチーズとパン粉を入れて軽く火を通したもの。これはもう笑っちゃうぐらいおいしかったです。簡単にできるみたいなので (あとで友達の家に帰ってやりました)、是非お試しください。
生牡蠣。日本のより小ぶりかもしれませんが、これもおいしいです。
こちらはお馴染みチキンウィングとイカリングです。
6 人でお腹いっぱい食べて飲んで 100 ユーロしませんでした。
それから、牡蠣を買って帰って家で食べようという話になり、とあるレストランに行って売ってもらいました。
カーリングフォードに何回か来たことのある K さんが、ここだったら売ってくれるんじゃないかと目を付けていた Oyster Catcher というお店。オーナーシェフのお店だからね。
K さんともうひとりで中に入っていって、なかなか出て来ないので、ものすごいネゴをしてるのかと思ったら、牡蠣の開け方の講習をしてもらっていた。
オーナーのハリーさんは 30 年の経験があるそうで、簡単にこじ開けていたが、素人にはやっぱり難しくて手こずっていた。
その日採れた牡蠣が 1 個 1 ユーロ。レストランで出す分をとっておかないといけないので当日来られると分けてあげられないときもあるけど、前日に電話をくれれば用意しとくからね、と名刺をくれました。
友達の家に帰ってさっそく食べました。私は全部、生で食べたんだけど、これは PJ's で食べたのよりも段違いにおいしかった。
有名なゴルウェイのオイスター・フェスティバルが実は今週末で、ご主人は今日の日曜はゴルウェイに牡蠣を売りに行くと行っていた (私たちがお伺いしたのは昨日の土曜日)。
カーリングフォードもオイスター・フェスティバルがあるんだけど、それは残念ながら 8 月に終わってしまったそうだ。
Oyster Catcher Bistro の表に出ていた看板。「地元の人、観光客、巡礼者、放浪者歓迎。銀行家、政治家、上級官僚は裏口からどうぞ」