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2012 年欧州選手権予選 マケドニア 0 - 2 アイルランド

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土曜日に欧州選手権予選の第六戦、対マケドニア戦がスコピエのフィリップ二世スタジアムで行われ、アイルランドは 2-0 で勝利しました。

 

前回のマケドニア戦も、相手 GK のミスで 2 点とって勝ったんですけど、今回もアイルランドはついてた。

 

1 点目はキーンのロングシュートが DF の足にあたってゴール。2 点目も、相手 DF がキーパーにバックパスしようとしたら自分の軸足にボールをあててしまい、キーンが拾って決めました。相手は、PK は失敗するし。

 

ただ、全体としてはアイルランド・ペースの試合だったので、フェアな結果だとは思います。

 

アイルランドはダン、ダフ、ドイルの主力がケガで欠場。センターバックはオシェイとオデイの急造コンビだし、似たタイプのハントとマギーディーが両ウィングとして同時に先発したのも初めてかもしれない。フォワードはコックスっていう新人が抜擢された。

 

よく言えば新鮮な布陣、正直言うと、ちょっと頼りない先発メンバーだったんだけど、選手がかわると風通しがよくなって、よい結果が出るってこともままあること。

 

キーンは、この日の 2 ゴールで、代表通算 51 得点。ヨーロッパの選手で代表で 50 得点を記録したのは 12 人目とのこと。おめでとう。

 

クラブのリーグ戦が終了してから、この試合を含めてアイルランド代表は 2 週間で 4 試合を戦う。ネイションズ・カップっていう親善大会で北アイルランドとスコットランドと戦い、今回のマケドニア戦を経て、7 日にイタリアと親善試合。

 

長いリーグ戦が終わった後なので、ジェームズ・マッカーシー (Wigan) とダロン・ギブソン (Man U.) が招集に応じなかった。いちおう、ケガっていうことになってるんだけど、信じている人はいない。それで、この 2 選手の代表へのコミットメント、それからトラパットーニ監督の管理能力に疑問符が付けられている。

 

トラパットーニは物凄い実績のある監督なんだけど、アイルランドのメディアではいろいろ批判の声もある。年齢的なこともあるんだろうけど (72 歳)、クラブの試合を実際に観に行って選手をチェックしないとか。イアン・ハート (日韓 W 杯のころの代表主力。一時期不調だったんだけど、今シーズンは 2 部のレディングで大活躍) が、「トラパットーニはおれがアイルランド人だってことすら知らなかったんだよ」と嘆いていた。

 

この試合の前日の記者会見で、ケリーを先発に選んだ理由を聞かれ、「対面のフェタイ選手のスピードに対抗するため」と答えたんだけど、マケドニア報道陣に「いや、フェタイはケガで試合でませんよ」って即座に否定されたり。そのくらいはちゃんと調べておこうよ。

 

しかし、マッカーシー監督の頃に比べても選手の全体的な質は落ちていると思うので、その戦力でグループ首位につけてるのはすごいと思います。

 

他球場の試合結果は、ロシアがホームでアルメニアを下し、スロバキアがアンドラに1-0 で辛勝。この結果、スロバキア、ロシア、アイルランドの上位 3 チームが勝ち点を 13 に伸ばし、6 試合を終えて首位に並んでいます。(厳密には、勝ち点では並んでるけど、直接対決の結果でアイルランドは 3 位)。

 

次のアイルランドの試合は 9 月 2 日の対スロバキア戦 (ホーム)。これに勝つと、2 位 (プレイオフ) 以内が見えてくる。

 

アイルランド先発メンバー:
Given (Man. City); S. Kelly (Fulham), O’Sea (Man. United), O’Dea (Ipswich), Kilbane (Hull); S. Hunt (Wolverhampton), Andrews (Blackburn), Whelan (Stoke), McGeady (Spartak Moscow); Cox (West Brom.), Keane (Tottenham)
サブ:
Long (Reading) for Cox (64 mins)
得点:
Keane (7, 36 mins)

 

(写真は Irish Times 紙から)