すみません、一昔前の消費あおることしか考えてない雑誌の見出しみたいなタイトルで。それで、ヒップっていつの時代なんでしょうかっていう話ですが、やっぱり60年代ですかね。
フォームカフェ (Foam Cafe) っていう名前です。場所はハーフペニー橋の近くにハンヤンっていう韓国マーケットがありますが、それの隣です。
なにが凄いって、内装っていうか中のデコレーションが凄いんですよ。正式には Foam Café & Gallery っていうことなんで、美術のプロの仕業ですね。
私にアートの素養があればもっとうまいこと説明できると思うんですけど、一言でいえばキッチュっていうことでしょうか。アントニオーニの『欲望』のポスターが貼ってあったり、小さい写真を額に入れていっぱい飾ってあるんだけど、その写真の題材から判断して、ゆるーく60年代的なものを再現したいのかなとちょっと思ったけどよくわかりません。
こういうタイプのカフェって、ややもすると安っぽくなるもんだけど、ここは混とんとしているようで統一感が醸し出されているので品があります。新しい建物なんだけど天井が異様に高く、机の配置なんかでもスペースを贅沢に使っています。
BGMもノスタルジックな音。サイケじゃなくて、ブロンドのイノセントな少女がアコースティックサウンドをバックに儚げに歌う系。マリアンヌ・フェイスフルっぽい。実際マリアンヌ・フェイスフルだったかもしれないけど。
私はグリーンティーとキャロットケーキを頼みました。キャロットケーキ、量も多くておいしかったです。値段は普通。食事も出してるみたいですけど、今回はお腹いっぱいなので頼みませんでした。
ティーとケーキを運んできてくれたのも、60年代はぶいぶい言わせていたと思しき品のいいマチュアな女性でした。あと、トイレは行きたくなくても行った方がいいですよ。通路にいろんなおもしろい写真飾ってあるから。
Foam Café & Gallery
24 Strand Street Great
Dublin 1
24 Strand Street Great
Dublin 1