ノース・サーキュラー・ロードのクローク・パークの近くに、アフリカン・バーベキュー・レストランっていうのがあって、前々から気になったんだけど、昨日の夜、お友達と行ってきました。
Akwaaya Suya African Style Barbecue って書いてありますけど、「Akwaaya」がガーナの言葉で「ようこそ」、「Suya」っていうのが料理の名前でアフリカン・バーベキューのことらしい。だから、店の名前はたぶん「Akawaaya」の方なんでしょう。
お店の外観はやっつけ仕事っぽいんですが、内装は新しくてちゃんとしてます。つるつるのタイルにガラスのテーブル。アフリカのお店ということで、もうちょっとアーシーな内装を期待してたんですが、どちらかというと都会的です。だけど、アフリカン・アートみたいなのがいっぱい飾ってあって、それはいい感じ。店内は暗めの照明で、狭い店内にはテレビ画面が 3 つあって、ヨーロピアン・スーパー・カップのバルセロナ対ポルトをやってました。
店内には、明らかにお客さんとわかる人が 2 人。あと、お客さんだか店員さんだかわからない人が 4 人くらいソファーで寛いでいます。全員、アフリカの人 (男性)。
女の人が注文を取りに来てくれます。まず、ビールを頼む。アフリカのビールは、Gulber っていうのと Star っていうのがあって、結局、時間差で両方頼むことになったんだけど、私は Gulber の方が好き。オリオン・ビールに似た軽いビールで、暑い気候で飲むんだったら Gulber でしょう。
食事の方は、メニューを見てもあんまりよくわからなかったんだけど、私は写真が載ってた「焼き魚 + Plaintain」というのを頼む。友だちはカバブを頼んだ。
料理が出てきたとき、「焼き魚 + Plaintain」っていうのは「なんだ、フィッシュ & チップス」かと思ったんだけど、ちょっと違ってた。魚は 淡水魚のティラピア (イズミダイ) の尾頭付き、チップスだと思ったのは揚げたバナナだった。Plaintain って知らなかったんだけど、あまり甘くないバナナの一種らしい。それから、赤いソースもついてたんだけど、それはケチャップではなくて、辛いトマトソースだった。
食べてみたら、これはなんというか、これまでレストランで食べた中で、一番食べにくい料理。とにかく辛いんです。胡椒とチリがこれでもかというぐらいかかっていて。それから、揚げバナナも非常に微妙なテクスチャです。チップスよりもニュルっとした舌触りで、ちょっとほのかな甘みがあるのがなんともいえません。韓国のトッポッキに似た食感・味のような気がする。
私はすごくつらそうな顔をしてたみたいで、お友だちは何度も「大丈夫?」と聞いてくれました。友だちが食べたカバブも香辛料たっぷりでした。二人とも全部食べたけど。
アフリカ系のお客さんはほぼみんな同じ料理を頼んでたんだけど、なんて言う名前の料理かわからない (Eba? Kenkey?)。とにかく、肉まんぐらいの大きさの白い塊 (なんかの穀物の粉末から作ったダウだと思う) とソースが入ったボウルが出てきて、ダウを手で千切って、ソースに付けて食べていました。今度はあれにしよう。
それから、もう一軒、どっか行こうということになって、お酒はもうよかったので、Foam Café に向かったんだけど閉店時間を過ぎていた。そこで、近くのイタリアン・クォーターにある「シーシャー・カフェ」に行きました。シーシャー (Shisha) は水タバコのことです。
ここはガラス張りになってて、外から水タバコを吸ってる人が見えるんだけど、水タバコってどうみても非合法にしか見えないです。だからこれまで足を踏み入れるのを躊躇してたんだけど、今日は 2 人なんで勇気を出して入った。
ここは、コーヒーやティーを頼むとお菓子がいくつかデフォルトで付いてきて 5 ユーロっていう値段設定。お菓子が付いてる分だけちょっと高い。ちなみに水タバコは 10 ユーロです。このカフェは、水タバコを別にすれば、食器や内装もカワイイし、普通に一般人フレンドリーなお店です。
ちなみに、ここで出してくれるお菓子のメーカー → (http://www.masmoudi.com/)
このお店はチュニジアの人がやってるんだけど、彼のお友達のおっちゃんたちが 4 人ぐらい集まって、金曜の夜遅くにお酒じゃなくてお茶飲みながらワイワイやってるのがかわいかった。もちろん宗教的な理由もあるんでしょうけど。
なんか思いもかけず、アフリカをテーマにした夜になりました。
