たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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電車に乗った猫

アイリッシュ・タイムズ紙、一面下の動物ネタ・シリーズ。久々に出ましたので翻訳してお伝えします。

 

**以下、記事の全訳**

 

猫が小鳥を捕まえたという話ではなく、つぶやきが猫を見つけたという話。DART (ダブリン近郊快速線) のマラハイド駅からダブリン市内のピアス通り駅まで運賃を支払わずに乗車した猫が、アイルランド鉄道の Twitter による捜索願いの甲斐あって、昨日、飼い主との再会を果たした。

 

水曜日の朝、生後 5 カ月のリルー (Lilou) は、誰にも見咎められずに市の中心部の駅まで旅をしたが、11 時ごろ、心配した乗客によって係員に引き渡された。

 

アイルランド鉄道は CCTV を使用し、彼女の動きがダブリン県北部のマラハイドまで遡ることを突き止めた。映像によれば、彼女は 10 時 30 分に乗車している。

 

イメージ 1

 

人事部のスタッフがこの密航者に Dart という仮の名前を与え、彼女の世話をした。水曜の夜は、スタッフのひとりが家に連れて帰って面倒を見た。

 

動物愛護協会に連絡してアドバイスを求めた同社は、Twitter を使って 3000 人を超えるフォロワーに対して捜索願いを出すことを決定。正午ごろに発せられたつぶやきは以下のとおり:「これはあなたの猫ですか? 昨日の 11 時ごろにマラハイド発の DART でピアス通り駅に到着」。その後、同社はマスコミに対しても協力を要請した。

 

リルーが冒険に出たのは、猫をゴミ箱に捨てるイングランドの婦人の YouTube 映像が話題になったのと同じ週だった。

 

アイルランド鉄道のつぶやきは 100 回以上再投稿され、昨日の 2 時ごろ、飼い主が DART の駅に連絡した。

 

パリ生まれのエリック・ビーシさんは、彼の猫が行方不明になったことを知っていて、マラハイドからの猫が見つかった話を聞いた人たちから、何本もの電話を受け取った。

 

リルーは、ビーシさんがマラハイド駅近くの自宅の窓を開けっ放しにした月曜の夜からいなくなっていた。ビーシさんは近くのシーバンク・ビストロでマネージャーを務めているため、夜いつも家にいるわけではない。ビーシさんは、月曜は夜通しリルーを探していたと語った。

 

冒険の後でリルーが「疲れているように見える」と言うビーシさんは、「彼女は街なかに買い物に出かけることにしたのだが、私は彼女にクレジット・カードを渡さなかった」と冗談を飛ばした。

 

(写真は「密航者」リルーの CCTV 画像)

 

**翻訳終わり**

 

記事の見出しは、「Purrfect ending as Tweets solve mystery of highly trained kitty」
Perfect (完全な) と猫が喉を鳴らすという意味の (Purr) を掛けてるのと、Trained は「訓練を受けた」という意味と列車の意味を掛けています。動物ネタ記事のだじゃれもお約束ですね。

 

アイルランド鉄道が Twitter を広報に使用しているのは初めて知りました。たしかに、電車の遅れとかを Twitter でタイムリーにお客さんに伝えるのは便利かもしれません。



 

猫をゴミ箱に捨てる婦人の映像