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ダブリンの今後20年の交通計画

 

 

ダブリンの今後20年間の交通計画が国家交通機関 (NTA: National Transport Agency) から発表されました。5年に1回発表されるもののようです。

 

www.irishtimes.com

 

 

今後20年間のダブリン広域圏交通計画を実装するためのコストは、103億ユーロから250億ユーロへと倍増しています。

 

 

しかし、ダブリンのダート地下鉄線は少なくとも20年は棚上げされます。ダート地下鉄線というのは、ヒューストン駅からトンネルでスティーヴンス・グリーンを経由してダート (DART) に接続するというもの。ダート地下鉄線はリーマンショックのしで10年前に棚上げされていました。

 

 

また、フィングラス、ルーカン、プールベグ、ブレイをルアス (Luas) でつなぐ計画と、メトロリンクとナヴァンへの鉄道は、少なくとも2031年までは開通しません。メトロリンクというのは、ソードやダブリン空港をシティー・センターとつなぐ鉄道です。

 

 

今回発表された戦略では、バス、自転車や歩行者向けのインフラ、道路網などにも言及うされていますが、メインのフォーカスは鉄道です。

 

 

2031年以降に開通が見込まれる上記4つのルアス路線以外に、8つのルアス路線が計画されています。クロングリフィン、バルグリフィン、ティレルズタウン、ブランチャーズタウン、クロンダルキン、タラ(Tallaght)/キミジ、タラ(Tallaght)/ノックライオン、サンディフォードへの路線です。これら8つについいては、工事が始まるのは早くても2042年です。

 

 

道路では、前回の戦略にあったイースタン・バイパスが断念されました。これは、サンディマウント・ストランドの下を通してM50を延長するという計画でした。ダブリンの政治家が強硬に反対していたようです。記事にははっきり書いていないんですが、ダンレアリの港のあたりまで伸ばす計画だったんでしょうか。

 

 

歩行者や自転車向けの計画としては、シティー・センターの商店街などを歩行者専用にする計画を進めるようです。また自転車のシェアリング・サービスや公共交通機関で自転車を運べる取り組みも推進するようです。

 

 

ダブリン圏の放射状道路については、自家用車向けのキャパの増強はほとんどありません。安全性向上のための交差点のレイアウトの変更などはあります。道路計画は、歩行者、自転車、公共交通機関を円滑化することを念頭に安全で適切な方法で設計されるとのこと。

 

 

速度制限も強化され、さまざまな制限も導入されるようです。シティー・センターにおける公共駐車スペースも削減されます。

 

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