たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

丸亀

実家の近くの丸亀の街を歩いてみました。

 

私自身は丸亀よりももうちょっと田舎の出身ですが、高校時代は毎日丸亀に通ってました。

 

通町 (とおりちょう) と富屋町 (とみやまち) っていうメインのアーケード商店街が駅前から 2 つ伸びていて、当時はものすごく賑わってたんだけど、ご他聞にもれずロードサイドの大規模店舗に押されて、かなり前から相当すたれてた様子でした。今回は正月3日に行ったのでシャッターを下ろしている店も多く、どのくらい寂れてるのか、またはどのくらい復活しているのかはわかりませんでした。

 

今回は、駅の裏、港の方を主に歩いてみました。高校時代はこっちの方はほとんど来たことなかったな。

 

そうすると、まだ雰囲気のある店や建物が残っています。下の写真の左上時計屋さん。明治か大正時代に作られたようなモダンな石造りです。この日は店を閉めていましたが、のぞいてみると商品が陳列されていたので、現役のお店。右上は古本屋さん。こちらはお店としてはすでに引退しているかもしれません。

 

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港の方に歩いていくと、昔、そのあたりが何と呼ばれていたかを示す小さな石碑がいくつも建っています。これは、石の感じからしても最近のものですね。観光客向けか、それとも地元の人に郷土愛を感じてもらうためのきっかけにしてもらおうとしているのか、いろいろ努力がなされてるみたいです。

 

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次は「太助燈篭」。こんなのあったの知らなかったなあ。

 

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石碑によると、丸亀は金毘羅参詣客の上陸地で門前みなととして栄えてきたんだけど、江戸で講を作ってお金を集めて作ったらしい。信仰の対象と航路標識を兼ねていて、最大の金額を寄付した人の名前をとって太助燈篭と呼ぶことにした。もともとは4基あったんだけど、戦時の金属供出で現存するのはこれだけとか。

 

もう少し歩くとこんなモニュメントが。。。

 

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丸に金と描いてありますけど、渡辺和博さん (古くてすみません) の亡霊が出ているわけではなくて、金比羅さんの金です。念のため。で、裏に回ってみると。。。

 

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子供の遊具なのでした。

 

それから、本島へ行くフェリーの船着場まで歩いて、駅に戻ろうとすると、不思議なエリアに迷い込みました。駅まで歩いて2分くらいの立地というのに、古い民家が手入れもされないまま取り残されています。神社もあって、鳥居をくぐると短い参道があり、両脇に民家が立ってるんですが、ここもほとんど人が住んでる気配なし。

 

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丸亀のことはよく知ってるつもりだったけど、知らないこといっぱいありました。それでは最後に丸亀のもっとも正統的な観光リソースであります丸亀城の雄姿をどうぞ。

 

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それから、おまけ。ファンタの古いホーロー看板。

 

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