アイルランドの政治関係のポスターやチラシを40年にわたって収集しているコレクターの記事がアイリッシュ・インディペンデント紙に掲載されていました。
アラン・キンセラさんが収集を始めたのは1982年。ティーンエージャーのときに両親に地方選挙の投票所につれていかれて以来、集めたポスターは500枚以上、リーフレットは約5000枚です。
コレクションには、紙モノだけではなくてノベルティ・グッズも含まれます。労働党のロゴがついたコンドーム、シンフェインのハーモニカ、サイモン・ハリス厚生相の除菌ウェットティッシュなど。
オーストラリアで2017年に同性婚の住民投票が行われたときは、反対派がどのような議論を使うのかを調べるために、オーストラリアの賛成派から問い合わせがあったとか。キンセラさんは資料を送って協力したそうです。
最近では、いろんなところで展覧会をやっているとか。印刷物博物館で最初に開いたときは、こんなものに興味を持っているのは自分だけじゃないのか、と思っていたところ、たくさんの来場者があったようです。政治的な興味だけじゃなくて、やはり昔を懐かしむ気持ちにもアピールしているのではないか、ということです。
最近では、各政党の全国大会でも展示を行っているそうです。キンセラさんの夢は、宝くじでもあてて博物館を建てることだとか。それまでの間、収集したアイテムはキンセラさんの裏庭の物置で眠っています。
記事の紹介は以上ですが、ついでということで、私が持っている政治関係のポスターをご紹介します。
まず、2015年の同性婚の賛否を問う住民投票が行われたときのポスター。このときは主要政党はすべて賛成派でした。私が持っているのはシンフェインと労働党のポスター。屋外に掲出するので紙製ではなくてプラスチック製です。Advert.ie という「売ります・買います」のサイトで2つで10ユーロで買ったと思います。
こちらは、エイモン・デ・ヴァレラの大統領選挙のポスター。ハンマー・プライスは65ユーロ。
1995年に離婚を合法にするための住民投票が行われたんだけど、そのときにアイルランド語で書かれたシンフェインのポスターが道に落ちていたので拾った。ずっと持っていたはずなんだけど、見当たらない。捨てた記憶ないんだけどな。