サッカーのUEFAネーションズ・リーグ第5戦 (最終戦)、アイルランド対ブルガリアの試合がダブリンの AVIVAスタジアムで行われ、試合は0-0のスコアレス・ドローに終わりました。アイルランドは3分け3敗・勝ち点3で4チーム中3位。辛うじてリーグB残留を決めました。
アイルランドが属するグループB4の最終的な順位は、1位がウェールズ (勝ち点16) でリーグA昇格。2位はフィンランド (同12)。最下位の4位がブルガリア (同2) でリーグCに降格です。
両チームとも主要選手を何人も欠く陣容。アイルランドは、ライアン・マニング、ジェイムズ・コリンズ、ローナン・カーティス、ジェイソン・ナイトなどの経験の浅い選手が先発に名を連ねます。
試合自体は両チームの力が拮抗した試合で、アイルランドも何度も相手ゴールを脅かしたようです。ブレイディ―の FK を GK がはじき (37分)、コリンズの至近距離からのヘディングが上に外れ (38分)、再びコリンズのボレーがわずかにゴール右に外れ (54分)、カーティスが正面からのシュートをバーの上にふかし (55分)、ブレイディ―のミドル・シュートがバーを叩き ます (68分)。
しかし、これでアイルランドは過去7試合得点がありません。フォワードが点を獲った試合は、去年の 11 月まで遡らなければなりません。
2022年W杯予選の抽選会が来月7日にチューリヒで行われます。ブルガリア戦を買っていれば第二シードに入れたのですが、引き分けに終わったのでアイルランドはシード3に入ることになりました。シードの組み分けは以下のとおり。
ポット 1: ベルギー、フランス、イングランド、ポルトガル、スペイン、イタリア、クロアチア、デンマーク、ドイツ、オランダ
ポット 2: スイス、ウェールズ、ポーランド、スウェーデン、オーストリア、ウクライナ、セルビア、トルコ、スロバキア、ルーマニア
ポット 3: ロシア、ハンガリー、アイルランド、チェコ、ノルウェー、北アイルランド、アイスランド、スコットランド、ギリシャ、フィンランド
ポット 4: ボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニア、モンテネグロ、北マケドニア、アルバニア、ブルガリア、イスラエル、ベラルーシ、ジョージア、ルクセンブルク
ポット 5: アルメニア、キプロス、フェロー諸島、アゼルバイジャン、エストニア、カザフスタン、コソボ、リトアニア、ラトビア、アンドラ
Pot 6: マルタ、モルドバ、リヒテンシュタイン、ジブラルタル、サンマリノ
ポット1はともかく、ポット2には何とかなりそうな国が入っていますね。スイス、ウェールズ、ポーランドあたりは避けたいところ。各グループの 1 位が自動的に出場権を獲得。さらに、各グループ 2 位の 10 チームとネーションズ・リーグのグループ勝者の上位 2 チーム (予選グループで 2 位以内に入れなかったチームのうち上位 2 チーム、ネーションズ・リーグのランキングによる) が 4 チームずつ 3 つのグループに分かれてプレーオフを戦い、各グループの勝者が出場権を獲得します。
アイリッシュ・タイムズ紙のベスト・ケース・シナリオとワースト・ケース・シナリオは以下のとおり。
ワースト・ケース・シナリオ: フランス、ポーランド、アイルランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルメニア
ベスト・ケース・シナリオ: クロアチア、スロバキア、アイルランド、ブルガリア、アンドラ、サンマリノ (クロアチアはネーションズ・リーグの成績が 1 勝 5 敗です)
ネーションズ・リーグは公式戦ではありますが、ケニー監督にとっては小手試しというところ。本当に大事なのは W 杯予選です。ボールをつなぐというコンセプトは選手たちにも共有されているようです。後は得点力をどうするか。がんばって W 杯出場を勝ち取ってもらいたいものです。
アイルランド: Randolph (West Ham), O’Shea (West Brom), Duffy (Celtic), K Long (Burnley), Manning (Swansea); Hourihane (Aston Villa), Knight (Derby County), Brady (Burnley); Curtis (Portsmouth), Collins (Luton Town), Horgan (Wycombe Wanderers).
サブ: Cullen (Anderlecht) for Horgan (67 mins), Byrne (Shamrock Rovers) for Brady (78 mins), Maguire (Preston) for Collins, Christie (Nottingham Forest) for Manning and Parrott (Millwall) for Curtis (all 85 mins)
ブルガリア: Lukov; Popov, Dimitrov, Angelov, Cicinho; Malinov, Tsvetkov; Delev, Iliev, Ivanov; Kraev
サブ: Vasilev for Cicinho, Kovachev for Delev, Karagaren for Ivanov (all 60 mins), Aleksandrov for Iliev (81 mins)