たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

ウェット・パブ

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いま現在、ちゃんとした食事も出すパブは営業が許されているのですが、食事を出さい (サンドイッチ等の軽食しか出さない) パブはまだ営業できない状態なのですね。もう 6 か月近く閉まっていることになります。

 

そうしたパブも、おそらく 9 月 14 日から営業が許可されるのではないかと言われています。それで、こういう食事を出さないパブを「Wet Pub」と呼ぶようです。ここ 2、3 日でよく見かける言葉になりました。新聞でも引用符付きで表記していますから、新しい表現、または一般の人にはなじみのない表現なのだと思います。

 

コロナに関しては、Wet という単語は今年前半にもよく聞きました。Wet Market という言い方です。中国・武漢の Wet Market から新型コロナウイルスは広まったということになっています。Wet Market は、狭義では生きた動物を連れてきて、客の求めに従って、その場で〆て売るような市場ですね。広義では生鮮食品を売るような市場。武漢のは狭義のやつでしょうね。

 

ちなみに、Dry Market という表現もあって、これは絨毯なんかを売る市場です。Dry Pub という表現は聞いたことがありません。

 

それで、食事を出さないパブをなぜ「Wet」Pub というのでしょうか。調べてみたんですが、これがわからないんですよ。なんとなく雰囲気としては理解できますけどね。

 

Wikipedia で調べてみると、Wet Bar、Dry Bar という言葉はあるようです。裕福なご家庭なんかでは、家の中にホーム・バーなんていうのを拵えていたりしますね。それで、そのホーム・バーにシンクもついているのが Wet Bar、それに対してシンクが付いていないのがDry Bar だそうです。まあ、シンクが付いていれば、いろいろ便利でしょう。

 

www.irishtimes.com

 

で、Wet Pub の営業再開の話に戻りますが、いろいろ制限は付きそうです。まだ最終決定ではありませんが、提案されたガイドラインによると、営業は 11 時 30 まで (ナイトクラブとかはまだ営業できない)、ソーシャル・ディスタンシングのルールを守る、テーブル・サービスのみ (立ち飲みはだめ)、コンタクト・トレーシングのために客は連絡先を残す、など。ストローは個別包装のものを使う、お酒の装飾用の小物 (カクテル・アンブレラ) などはなるべく使わない、など、細かいものもあります。

 

こうしたガイドラインを見てみると、営業を再開しても、コロナ以前の活気がパブの中にすぐに戻ってくるのというわけではないかもしれませんね。カフェなんかも営業はしてますけど、テーブルとテーブルの間に半透明のパテーションがあったり、黄色い大きな警告サインが貼ってあったりして、以前のようなリラックスした雰囲気がないんですよね。

 

まあ、もう少しがまんするしかありません。

 

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