たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

アイリッシュ・スラングとミームのピンバッジ

ロイ・キーンのバッジを買いました。ロイ・キーンはいつも怒っています。

 



 

選手時代も闘将として有名でしたが、解説者になってからも舌鋒するどくチームや監督、選手を批判しています。バッジに書いてある「It’s your job」というのは、2年ほど前にスカイ・スポーツの解説でマンUのGKのデ・ヘア選手をこき下ろしたのですが、そのときにロイが使った言葉。性格には「That’s his job」と言ったようですが、このときのデ・ヘアに対する長広舌の批判を要約するフレーズであるとともに、ロイの性格を一言で表すのにうってつけのフレーズでもあります。

 

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このバッジは、ジョージ・ストリート・アーケードにあるマクタス (Maktus) というお店で買いました。マクタスはデザイン・スタジオのようで、そこが出しているお店のようです。店内で売っているグッズはたぶんすべてマクタスのスタジオでデザインされたものではないでしょうか。

 

基本的にはお土産屋で、絵葉書やポスターやピンバッジなど、アイルランドをテーマにした小物が所せましと置いてあります。ただその題材がありきたりのものではなく、主に若い人が好きそうなエッジの効いたものなのです。

 

ポストカードはこんな感じですね。

 



 

ピンバッジも面白くて、アイルランドスラングインターネット・ミームなどが題材になっています。

 

こちらは、RTEのレポーターのテレサ・マニオンさん。2015年に暴風雨の中でウェザー・レポートをしたのですが、視聴者に警戒を訴えようとする熱心さのあまりか泣き叫ぶような中継になってしまい、それが話題になってネットでさんざんイジられたのです。キーワードは「Don’t make unnecessary journey!!」でしょうか。

 

 

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次は「Few naggins be grand」。これもアイルランドインターネット・ミーム。Naggin は 200ml のウォッカやウィスキーのボトルのこと。ちなみに 350ml は Shoulder、700ml は Neck と呼ぶそうです。安いウォッカなどで飲んだくれている悪ガキやアル中に近い大酒飲みの政治家などをからかう言葉のようです。

 

 

次は Pintman。この人はダブリンに住むパディー・ロスティーさん。1日に30パイントも飲まれるそうです。この人の写真が Pintman としてインターネット・ミームになりました。

 

 

次はCans と書かれたテスコのビニール袋のバッジ。これは、「big bag of cans with the lads」というインターネット・ミーム。スーパーでビールやサイダーの500ml缶を何本も買って、友だち何人かで公園とかの屋外で飲む行為。

 

 

次は、Stun Hun。これは、Stunning Honey の略。女の人を褒める言葉かな。ダブリンのスラング

 



 

こちらはジョー・ダフィー。ラジオのフォーン・イン番組 (視聴者と電話で話す番組) の名物ホスト。

 

 

ほかにもいろいろあります。

 




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ダブリン・バスの広告 (2022年7 – 10月)

 

 

ダブリン・バスの広告の写真を101枚集めてスライドショーの動画にする第三弾。できあがりました。

 

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今回は7月から10月ということで、夏の間はソフトドリンクやアイスクリームの広告が目につきましたが、9月からの新学期に向けては教育関係の広告も多かったです。

 

BGMは、前回と同じく「しゃろう」さんの『ローファイ少女は今日も寝不足』にしました。のんびりした曲調がいいのと、101枚をちょうど並べることができるので。

 

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デジタルスタンプ

An Post (日本でいう日本郵便みたいな会社です) が「デジタルスタンプ」なるものの販売を開始しました。

 

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An Postのアプリから購入すると12桁の英数字が発行されます。それを従来切手を貼ってた場所に手書きで書き込めばOK。世界初の試みらしいです。

 

通常の切手を貼った場合と同様に翌日配達です。

 

 

ただしちょっとお高い。普通の封書ですと通常は€1.25ですが、デジタルスタンプは€2します。とりあえずは国内宛ての封書のみで使用できますが、今後は国際郵便でも使えるようにしたいとのこと。

 

 

 

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ポケ

 

 

昨日の木曜日、スミスフィールドに新しいレストランが開店しました。ナットバター (Nutbutter) という店です。

 

 

ヘルシーなメニューを用意した気軽に入れるレストランという感じです。グランド・キャナル・ドックにもお店があるようです。

 

メニューはタコスとかボウルとか。ボウルというのはブラウンライスをベースに野菜などを盛り合わせたヘルシーな丼もののようです。

 

注文は店員さんがとってくれるのではなくて、自分でアプリをダウンロードしてスマホから注文するんですね。クレジットカードを登録して支払いもスマホで済まします。ちょっと手間取りました。

 

私はポケを頼みました。ハワイの海鮮丼みたいなやつです。

 



 

これが16.50ユーロです。日本円に換算すると2400円ぐらいになるんでしょうかね。日本円に換算すると後悔しますね。日本のやよい軒のマグロ丼が恋しいです。今はもうダブリンで外食すると最低でも15ユーロくらいはしますね。タコスとかは10ユーロぐらいからあります。

 

おいしかったですけど、ポケだけの話でいうとハーペニー橋の近くにある Akaka の方が私の知る限りダブリンで一番おいしいと思います。ベースに白米を頼んでソースみたいなのをかけてもらうと、酢飯みたいになるのですよね。

 

 

マグロが野菜の下に隠れて見えませんが、これが12.50ユーロです。レギュラーとラージがあってこれはレギュラーなんですが、量もこちらの方がちょっと多いぐらいかもしれません。

 

スミスフィールドにあるお寿司屋さんのトーキョー・キッチンもポケを出していて、1回だけ頼んだことがありますが、こちらは量が多すぎて食べきれませんでした。

 

スミスフィールド・スクエアの東側にあった青果市場を壊して新しいアパート群が立ったのが2005年か2006年だったのですが、Nutbutter が開店したことで、スクエアに面した1階の商業スペースがやっとすべて埋まったことになります。長かった。

 

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アイルランド女子サッカー代表のW杯出場が決定。しかし問題発生。

 

昨日(10/11)の夜、グラスゴーでサッカー女子代表のアイルランドスコットランド戦がありまして、アイルランドが1-0で勝利。これにより、来年オーストラリアとニュージーランドで開かれる女子W杯にアイルランドが出場することが決まりました。アイルランドは初出場。

 

アイルランドは数日前にドネゴール県で起きた爆発事故の犠牲者をしのんで黒いアームバンドを巻いてプレイ。試合前には1分間の黙とうがささげられました。決勝点を決めたのはドネゴール出身のアンバー・バレット選手。ゴール・セレブレーションではひざまづいてアームバンドに手を置き、犠牲者に敬意を表しました。

 

ところが、試合後にある事件が発生し、優勝祝賀ムードもふっとんでしまいました。

 

アイルランド・チームはロッカールームに戻って本選出場を祝い、みんなで歌を歌っていました。その歌というのがウルフトーンズというバンドの「セルティック・シンフォニー」という曲です。これはいわゆるレベル・ソング (抵抗の歌) で、その中に「Up The RA」(アップ・ザ・ラー)と連呼する部分があるのです。

 

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RA というのは IRA のことで、IRA がんばれ、なんていう意味ですから、このフレーズは禁句となっています。IRA に殺された人もいるわけですから、和解が進む中でこのフレーズを使わないようにしようというのは社会的なコンセンサスです。

 

しかし、チームは喜びを爆発させる中で判断を誤り、この曲を歌ってしまったと。それどころかこれを録画してSNSにアップロードした選手がいたのですね。たちまち多くの人がこれをシェアすることになりました (現在は削除済み)。

 

これについては、アイルランドサッカー協会、ヴェラ・ポー監督、選手たちがただちに謝罪しました。ポー監督はオランダ人でその歌がどういう意味を持つかは知らず、そもそもその場にいなかったのでどうしようもなかったのですが、「あってはならないこと」とし、全責任は自分にあると言っています。

 

イギリスのスカイ・スポーツでは、ロブ・ウォットンというキャスターがアイルランドのクロイ・ムスタキ選手にインタビューしている際に「アイルランド・チームは教育が必要ではないか」と尋ねました。これについてはアイルランドで反発が起きています。

 

イギリス人がアイルランド人にイギリスとアイルランドの歴史について教育が必要ではないか、などというのはばかげている。イギリスではイギリスとアイルランドの歴史なんか教えていないくせに、というわけです。

 

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「アップ・ザ・ラー」は社会的にはダメなフレーズだというのはみんなわかっているはずですが、ただアイルランド人の多くは心の底から忌み嫌っているわけではないというのが私の印象です。

 

たとえば、こんな写真を撮ったりしています。「アップ・ザ・ラーメン」ですね。これはたぶん日本で開かれたラグビー・ワールドカップのときかな。

 

 

30年前にアイルランド代表にポール・マグラーという選手がいたのですが、その選手の応援も「アップ・ザ・ラー」の歌詞を「ポール・マグラー」に代えて同じメロディーで歌っていました。最後の「ラー」で韻を踏んでますからね。

 

2022/10/16追記

ウルフトーンズの「セルティック・シンフォニー」に出てくる「ウッ、アッ、アップ・ザ・ラー」のフレーズは実はネタ元があって、それはギャップ・バンド(米国のファンク・バンド)の1979年のヒット曲「Oops Upside your head」だそうだ。

 

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テイトーパークの新しい名前が決定しました

 

 

アイルランド随一のテーマパークであるテイトーパークの新しい名前が決まりました。エメラルド・パークだそうです。これは、アイルランドが「エメラルドの島 (Emerald Isle)」と呼ばれており、テイトーパークのあるミース県も緑いっぱいの場所だからだそうです。名前が変わるのは来年1月1日から。

 

 

ポテトチップスのテイトーが開園以来12年にわたって冠スポンサーだったわけですが、その契約が今年末で切れるということです。

 

テイトー・ブランドのオーナーだった食品会社社長のレイ・コイルさんが工場の隣にテイトー・パークを開きました。コイルさんは食品会社の方は売却してしまい、テイトー・パークを主な事業にしていたのですが、今年6月にお亡くなりになりました。今は息子さんのチャールズさんが統括マネージャーをやっているようです。

 

テイトー・パークでは現在2つの新しいジェットコースターを建設中で、2023年には完成する予定です。

 

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コートを着てると20%オフ

 

 

アイルランドでも電気代が高騰しているわけですが、それに対抗するためにダブリンのあるパブが新しい販促企画を始めました。

 

このパブはフィブスボロの交差点にあるドイルズ・パブ。毎週火曜日は暖房を入れないことにしたそうです。その代わり、火曜日は店内でコートを着ている人には20%オフ。ただし、この割引はテーブルでの食事にのみ適用されるそうです。なのでパイント1杯飲むだけだとだめみたいですね。

 

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電気代の高騰と戦うパブはドイルズだけではありません。うちの近所のオスカー・パブの話も記事になっていました。オーナーのローナン・フラッドさんによると、火曜の午後、あるお客さんが延長コードをもってきて、店のコンセントを使って3つのデバイスに充電していたとのこと。それはちょっとということで、お客さんに充電はやめてくれとお願いしたとのこと。

 

ローナンさんがこのエピソードをフェイスブックに投稿したところ、議論は沸騰。ニューズトークというラジオ番組にも出演しました。ローナンさん「延長コードをもちこむのはやりすぎ。電気代が高くてキッチンの電気をこまめに消せとスタッフに指示しているところなのに。常識をもってほしい」

 

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