たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

コロナ患者数増加の対応策が発表されました

 

 

昨日 (火曜日) の夕方、Covid19に関する新しい制限がミホール・マーティン首相から発表されました。このところ制限といえば緩めるものだったのですが、制限が強化されるのは昨冬以来。

 

www.irishtimes.com

 

昨日も発表前の段階で内容を少し書きましたが、改めて以下のような制限が追加されます。

 

  • 今週木曜より、パブ、レストラン、ナイトクラブの終業時刻は午前0時。

  • 今週金曜より、家で働ける人は出勤せずに家で働くことを推奨。

  • コロナ感染者が出た家庭では、同居家族は5日間家の中で過ごすこと。

  • 映画館や劇場でのワクチン・パスポートの提示(ジムや理容院/美容院でのワクチン・パスポートの提示が必須になるのではないかと言われていましたが、今日の新聞にはそのことは書かれていません)。

  • マスク着用の推奨場所の拡大 (詳細なガイダンスは今後発表)

  • ブースター・ワクチンを50歳以上、および年齢にかかわらず既往症のある人、長期介護施設に入っている人に提供。

 

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抗原抗体検査キットを薬局で3ユーロで買えるようにするという計画は、ここ数日のうちに発表されるようです。

 

今回の第4波がピークに達するまでには少なくともあと4週間かかると見られており、マーティン首相のスピーチにトーンからすると、今後も制限が強化される可能性は十分にありそうです。

 

ブースター・ワクチンについては接種のペースがあまり進んでいないようです。現在341.000回のブースター・ワクチンが投与されており、そのうち分けは80歳以上が131,000回分、70代が100,000回分、長期介護施設にすむ高齢者が23,500回分など。60代への投与は11月5日に始まったのですが、まだ20,500回分しか投与できていません。60代の人は46万人もいるというのに。関係者によりますと、初回・二回目のワクチンのときに比べて、緊急性みたいなのを感じていない人が多いようです。

 

終業時刻が午前0時になったことで影響を一番受けるのはナイトクラブなわけですが、感染者数が増えているのはわかっていたので、ナイトクラブ経営者の皆さんも今回の制限強化は予測していたというかあきらめモードです。

 

www.irishtimes.com

 

この記事にはスライゴーでナイトクラブを経営している人の話が載っていますが、普段ですとお客さんは11時ぐらいにならないと来ないそうですね。それを時間をずらしてたとえば7時から12時まで楽しんでもらえるように行動を変えてくれるかというとどうでしょうねえ、というところらしいです。

 

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コロナ患者数増加の対応策をアイルランド政府が検討中

 

 

アイルランドでもまたコロナの感染者数が増えてきていて、政府はその対応について協議しています。アイルランドでは今回の波が第4波と呼ばれています。昨日の月曜日に感染者は4570人を数え、パンデミックが始まって以来の合計感染者数は50万人を超えました。

 

www.irishtimes.com

www.irishtimes.com

 

まず、ブースター・ワクチンの対象者の拡大が確実のようです。現在は60代以上の人に3回目のワクチンを打っているのですが、これが50代にまで拡大される模様。ちなみにUKでは40代以上にブースター・ワクチンを投与することを昨日決めました。

 

 

また、ジムや理容店/美容院でもワクチン・パスポートの提示を義務化するようです。

 

 

パブやレストランの営業時間を再び短縮することも検討されています。

 

 

さらに、現在段階的に通勤の再開を促しているのですが、これも自宅勤務推奨に変えるようです。

 

 

抗原・抗体検査にも補助金を出し、検査を受ける人が支払う金額は最高でも3ユーロにしようと動いています。

 

 

専門家会議によりますと、現時点での制限を継続した場合、1日の感染者数は5千から1万2千となり、11月下旬か12月上旬にピークが訪れます。入院者やICUに入る人のピークはこれより少し遅れてクリスマスに近い時期となります。1月に入っても数多くの感染者数が出ることになります。

 

www.irishtimes.com

 

ワクチン・パスポートの適用拡大にはやはり反対意見があります。フィネ・ゲールの上院リーダーのレジナ・ドハティーさんは、ジム等へのパスポートの拡大を「ばかげている」としています。イスラエルなどの国ではワクチン・パスポートの適用範囲が拡大していっているのですが、アイルランドでの導入時にはそんなことは起こらないと言われていたそうです。

 

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2022ワールドカップ予選第  8 戦: ルクセンブルク 0 – 3 アイルランド

 

 

2022ワールドカップ予選第  8 戦 (最終戦)、アイルランドは敵地でルクセンブルクと戦い、3-0で快勝しました。

 

www.irishtimes.com

 

後半67分にダフィーが先制点をあげるまでは互角の戦いでしたね。ルクセンブルクのゴールが直前のファウルで取り消されたりはありましたが、均衡が破れるまではあまり盛り上がりのない試合。アイリッシュ・タイムズ紙のメアリ・ハニガン記者のテレビ観戦記によれば、裏でやっているポルトガルセルビアの天王山にチャンネルを変えたくなった人も多かったのではないかとのこと。

 

しかし、先制点のあとはアイルランドの調子が出てきて、2 点目は14のパスをつないだ上で最後にオグベネが決めるというもの。実況のダラ・マロニーも「シャンペン・フットボール」と大絶賛。3点目は左サイドからマクレーンがクロスをあげてナイトが折り返してロビンソンがタップイン。

 

ルクセンブルクには3月にダブリンで苦杯をなめさせられているので、そのお返しができたということでしょうか。これにからんで昨日の試合後にちょっと悶着があったみたいで、ルクセンブルクのリュック・ホルツ監督が、詳細は明らかにしませんでしたがアイルランドのチーム・スタッフに「スポーツマンシップに反する行為があった」と主張したんですね。

 

3月の試合以来、アイルランドのスティーヴン・ケニー監督はアイルランドの戦い方がブリティッシュ・スタイルのロング・ボール戦法だと言われたことに腹を立てているとかいないとか。

 

ケニー監督の方は、ホルツ監督と顔も合わせていないし言葉も交わしていないと主張しています。まあ、チーム・スタッフと何かあったのかもしれませんが。

 

「ブリティッシュ・スタイルのロング・ボール戦法」には2つイラっとするところがあって、まずアイルランドはブリティッシュではないということ。それから、やはりロング・ボール戦法はあまり洗練されてない戦法だと思われているということです。

 

ケニー監督はジョン・ジャイルズ、リアム・ブレーディ、ロイ・キーンなどの名前をあげて、アイルランドはロング・ボールばかりじゃないよと反論しています。

 

ホルツ監督は昨日もまた「フェア・プレイじゃないし、がっかりした。イギリスのチームはあんまりそんなことしないのに」と言ってイラっとさせにきています。わざとかどうかはわかりません。

 

RTE の解説はリアム・ブレーディとリッチー・サドリアーだったのですが、この2人はケニー監督の契約を更新すべきかどうかについて意見が真っ二つに分かれていました。サドリアーが熱烈なケニー支持派。ブレーディが懐疑派です。

 

ケニー監督は就任以来勝てない日々が続き、今年の秋になってからやっとチームが形になりはじめたという感じ。確かにアイルランドの選手リソースには限りがあるので、ハニガン記者の言葉を借りれば、「くたびれたベテランと数年前までサンタに手紙を書いていたような若いプレイヤーを組み合わせていい仕事をしている」のかもしれません。

 

ケニー監督はプレイヤーやサポーターからの信頼も厚く、辛口で知られる評論家のエイモン・ダンフィーなんかも褒めてるようですから、協会としても続投を選択するのではないでしょうか。ブレーディも試合後には「私は意見は変えないけれど、ケニーの契約更新はまちがいないだろう。幸運を祈る」としています。

 

アイルランド: Bazunu (Portsmouth); Coleman (Everton, capt), Duffy (Brighton and Hove Albion), Egan (Sheffield United); Doherty (Tottenham Hotspur), Hendrick (Newcastle United), Cullen (Anderlecht), McClean (Wigan Athletic); Ogbene (Rotherham United), Robinson (West Bromwich Albion); Idah (Norwich City).

 

サブ: Jason Knight (Derby County) for Idah (62), Browne (Preston North End) for Ogbene (82), Omobamidele (Norwich City) for Doherty, Hourihane (Sheffield United)for Cullen, Parrott for Robinson (K Dons) for (all 89).

 

得点: Duffy (67), Ogbene (75), Robinson (88)

 

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他球場の結果は、ポルトガル1– 2セルビアアゼルバイジャンはお休み。ポルトガルセルビアの試合は頂上決戦。セルビアは勝たなければ自動出場権を得られない。ポルトガルは引き分けでOK。2位になるとプレイオフに回らなければなりません。この試合が凄い試合になりました。

 

開始早々に守備のミスからレナト・サンチェスのシュートでポルトガルが先制。前半33分にタディッチのシュートをポルトガルGKのパトリシオが後ろにこぼしてセルビアが追い付きます。試合は膠着状態が続き、引き分けのままポルトガルが自動出場権を獲得するかと思われましたが、試合終了直前にミトロヴィッチがヘディングを決めてセルビアが劇的な勝利を飾りました。

 

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2021年のクリスマス・コマーシャル (アイルランド/イギリス)

 

 

11月も中旬となり。大手小売店の今年のクリスマス・コマーシャルも出揃ってきました。今年はクリスマス商戦の始まりがちょっと早いようですね。ここでも紹介するジョン・ルイス (イギリスの百貨店) はクリスマスCMに例年力を入れているのですが、小腰は1週間ほどCMのリリースを早めたそうです。

 

去年のクリスマス・ショッピングはお店の方にしても消費者の方にしてもコロナのせいで不完全燃焼に終わりましたから、今年はその鬱憤を晴らしたくて、売る側も買う側もうずうずしているようです。

 

それでは、いくつかご紹介します。

 

まずは、スーパーマーケットのアルディ (Aldi)。チャールズ・チキンズによる『クリスマス・キャロット』というタイトルのストーリー仕立てになっています。お皿の上で誰にも食べられずに一人取り残されたことでいじけてしまったバナナが主人公。クリスマスの精に連れられてクリスマスの町を飛び回るうちに、自分がどれだけ周りの人に嫌な想いをさせていたのかを知り、心を入れ替えるというもの。メッセージ「For you to be happy, you need to be kind」

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次は百貨店のM&S。M$Sがドイツのお菓子会社からライセンスを受けて販売しているグミにパーシー・ピッグというのがあるんですが (ブタの形をしたグミです)、そのパーシー・ピッグが主人公。クリスマスのギフト・ボックスの中から出てきたパーシー・ピッグが妖精につれられてM&Sのフードホールの中をかけまわります。紹介される商品は、クリスマス・プディング、スモーク・サーモン、トリプル・チョコレート・パネットーニ。パーシー・ピッグの声をあてているのは俳優のトム・ホランドです。

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ブーツ (Boots)。主人公は Joy という名の若い女性。おばあちゃんからクリスマスのプレゼントにバッグをもらう。ところがそのバッグは魔法のバッグ。ほしいものがいくらでも出てくる (ただし Boots で販売している商品に限るっぽい)。将来の伴侶となる人と出会い、子供が生まれ、魔法のバッグからプレゼントを出してみんなに分け与えるジョイ。最後のシーン。大パーティーでおばあちゃんに香水を贈り、愛を伝える。

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TKマックス (TK Maxx)。田舎町の公民館にクリスマス・コンサートを聞きにやってきた人々。出演は内気なローリー少年。かたずをのんで見守る観客。覚悟を決めてオルガンを弾き出すローリー。曲はエアロスミスの「ウォーク・ディス・ウェイ」だ。しだいに調子がでてくるローリー。片足を鍵盤の上にのせてリトル・リチャードのスタイルで演奏する。集まった老若男女がノリノリになって最後にポーズを決める。メッセージ「Christmas to the Maxx」

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スーパーマーケットのリドル (Lidl)のCM。同じクリスマス・パーティーのシーンが現代、近未来、もっと未来の3パターンで繰り返される。未来になるとカメラやナイフが進化していたり、犬が翻訳機をクビに巻いて人間の言葉をしゃべったり、ヴィーガンになっていたりする。クリスマスのCMはホロっとさせるものが多いのだけど、リドルはばかばかしさを追求した。こういう楽しいもの好き。

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ジョン・ルイス (John Lewis)はイギリスの百貨店なんですけど、アイルランドではアーノッツの中に出店しているらしいです。同社のCMのタイトルは『Unexpected Guest』(予期せぬ来客)。宇宙船が難波して森に落ちてきた異星人の少女と地球人の少年が心を通わせるお話。クリスマスのひとときを共に過ごし、宇宙船の修理が終わって旅立っていく少女を見送る少年。

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余談になりますけど、このジョン・ルイスのコマーシャルを巡って、ちょっとした騒動が持ち上がっています。このCMの中で使われている曲は、フィリップ・オークリーとジョルジオ・モロダー1984年にヒットさせた『Together In Electric Dreams』。たぶん一度は耳にされたことがあると思います。元々はアップテンポの曲なのですが、スローテンポにアレンジしてロンドン在住のローラ・ヤングという若い歌手が歌っています。

 

ところが、アイルランドのザ・ポートレイツという夫婦デュオが、コロナで近しい人を亡くした人を慰める目的で、この曲を同様にスローテンポでカバーしており、シングルの売り上げをチャリティーに寄付していました。昨年の話です。

 

ポートレイツのメンバーであるロレイン&ジェレミー・ミリントンさんは、ジョン・ルイスの今年のCMで使われたアレンジは、2人が昨年リリースした曲のアレンジに酷似していると主張しています。ロレインさんは、「クリスマスの精伸に基づき、ジョン・ルイスも慈善団体に寄付するという立派な行いをしてくれるものと期待している」としています。「私たちに直接言ってくれればよかったのに。いつものようにフレンドリーで親切で立派な小売企業でいてくれればよかったのに」と言っています。

 

ジョン・ルイスの言い分としては、ザ・ポートレイツ側の主張に実質的な根拠はなく、また同社はいろいろな慈善団体に寄付をしています、ということのようです。

 

www.independent.ie

 

オリジナルの『Together In Electric Dreams』

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ザ・ポートレイツの『Together In Electric Dreams』

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サッカー少女。たった一人のピッチ・インベージョン

 

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水曜日に行われたアイルランドポルトガル戦で、試合終了のホイッスルが鳴った後、ひとりの少女が客席からピッチに降り立ち、ロナウド選手に向かって駆け出しました。

 

www.the42.ie

 

この少女の名前はアディソン・ウィーランさん、11歳。シェルボーンFCのU13女子チームのメンバーです。

 

以下、RTEの「モーニング・アイルランド」というラジオ番組で彼女自身が話したコトの顛末。

 

「私はピッチに飛び出した。警備員が私の後ろを追いかけてきた。ほかに2人が別の方向から私の方に向かってきた。私は全速力で走り、ロナウドの名前を叫んだ」

 

「彼は振り向き、私を見た。彼は警備員に何もするなと言い、私の方に歩いてきた。私は信じられない気持ちだった。私は彼に『どうかあなたのシャツをください。私はあなたの大ファンです』と言った。彼は私に『大丈夫かい>』などと声を掛けた」

 

「私はこう思った。『神様。これが私の夢だった。そして願いはかなった』」

 

私もテレビの生中継で見ていたのは、彼女の態度は冷やかしのファンとはまったく違って、真剣そのもの。泣きながらロナウドにしがみついていました。

 

その後、アイルランド・サッカー協会が無慈悲にもこの少女に罰金を課したという噂が流れ、協会は事態収拾のためにこの噂を否定する声明を出しました。罰金を含むいかなる懲罰も課されていないそうです。

 

ただし、協会はこの機会をとらえ、ピッチへの侵入は慎むようにとファンにお願いしています。特に試合中にピッチに入った場合に、UEFAによって罰金が科される可能性があるそうです。すべてのファンにこのルールを尊重するように促しています。

 

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2022ワールドカップ予選第  7 戦: アイルランド 0 – 0 ポルトガル

 

 

アイルランドはダブリンでポルトガルと戦い、0-0で引き分けました。

 

www.irishtimes.com

 

いい試合でした。アイルランドのサッカー・ファンにとって久しぶりに楽しめる試合。相手は強豪のポルトガルポルトガルにとってはこの試合が引き分け以上なら、日曜日の予選最終戦であるセルビア戦で負けさえしなければ本大会に出場できるので、それほどひっちゃきにはなっていない印象でしたが。イエローカードが貯まっている数人の選手は休ませていましたが、ロナウドは先発。

 

試合自体も互角の戦いと言っていいのではないでしょうか。久しぶりに満員に入ったお客さんも大満足。

 

ティーヴン・ケニー監督の契約の更改が近づいているわけですが、ここ数試合の試合ぶりを見て、選手・サポーター・評論家ともにケニー監督を後押しする機運が高まっているようです。

Full house voice their approval of Kenny’s masterplan for Ireland

Ken Early: Ireland’s progress under Stephen Kenny is clear – let’s keep it going

 

 

他球場の結果は、アゼルバイジャン1– 3ルクセンブルクセルビアはお休み。

 

アイルランドの次の試合は 11 月 14 日のW杯予選最終戦の対ルクセンブルク@親善試合対カタール戦@ルクセンブルクです。ルクセンブルクに買って、グループ3位で予選を終えたいですね。

 

 

アイルランド: Bazunu (Portsmouth); Coleman (Everton, capt), Duffy (Brighton and Hove Albion), Egan (Sheffield United); Doherty (Tottenham Hotspur), Hendrick (Newcastle United), Cullen (Anderlecht), Stevens (Sheffield United); McGrath (St Mirren), Robinson (WBA), Ogbene (Rotherham United).

 

Subs: Idah (Norwich City) for McGrath (61), McClean (Wigan Athletic) for Stevens, Hourihane (Sheffield United) for Hendrick (both 78), Keane (Wigan Athletic) for Ogbene (91) .

 

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エディー・ロケッツが閉店の危機 (追記あり)

 

 

アイルランド人なら誰でも知ってるアメリカン・ダイナー風のハンバーガーのチェーン店「エディー・ロケッツ」がパンデミックのせいで財務が悪化し、閉店の危機らしいです。

 

extra.ie

 

エディー・ロケッツはアイルランド全国に50軒以上の店舗を構えるチェーン店なのですが、最近提出された収支報告書によると、昨年度の損失額は300万ユーロを超え、これは2019年の574,418ユーロと比べて5倍以上となっています。

 

昨年はロックダウンのせいで店を閉じなければならない期間が長かったため、130人の従業員を解雇しています。

 

収支報告書において経営陣は、パンデミックを生き残れるかどうかについて重大な懸念があると株主に警告しています。

 

このニュースに、RTEの司会者のライアン・タブリディも反応。彼がホストを務めるラジオ番組で、「エディー・ロケッツはこの国のファスト・フード界の重鎮の1つ。救う価値がある」

 

「50年代のアメリカン・ダイナー風に飾り付けられたエディー・ロケッツの店で、切れのあるバーガー、ビッグ・サイズのコーク、袋に入ったフレンチフライを食べながら、ジュークボックスから流れるファッツ・ウォラーやバディー・ホリーの曲を聞くことほど楽しいことはない」

 

タブリディはリスナーに対して、巨大なアメリカのチェーン店でなく、よりアイリッシュでより正統的なエディー・ロケッツのバーガーをデリバリーしてもらうことを考えようと呼びかけています。

 

エディー・ロケッツは1989年の創業。私も昔はよく行きました。一番よく通ったのは、ボールスブリッジのお店ですね。事務所を近くに借りていたので。よく食べたのはホットドッグ。辛めのソースとチーズをトッピングしていました。このメニューは今はもうなくなったみたいですけど。

 

最近はごぶさたしていて、一番最近行ったのは10年前ぐらいでしょうか。

 

ミシェル・ウエルベックの『地図と領土』という小説では、ウエルベック自身が登場人物として小説に出てくるんですが、アイルランドに住んでいる設定で、エディー・ロケッツは「ロニーズ・ロケット」と少し名前を変えて言及されています。

 

私は昔からシーナ&ロケッツの連想でエディ・アンド・ロケッツと言ってしまって、笑われています。

 

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2021/11/12 追記

今日のアイリッシュ・インデペンデント紙には、エディー・ロケッツが「店を閉じるという報道は大げさすぎ。そのつもりはない」という声明を出したことが報じられました。

Eddie Rocket’s not closing down as group says reports of its demise ‘greatly exaggerated’ - Independent.ie

 

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