ゲバラについては、自由の戦士と見る人々もいる一方、大量殺人者として憎んでいる人もいて、この切手の発行にはいろんなところから批判も出ています。
マイアミに住むキューバ生まれのラジオ・パーソナリティーがアイルランドのラジオに電話出演して、「マイアミには父親をゲバラに殺された人が何人もいる。アイルランドの郵便局は何考えてんの」とか、政権与党の上院議員が「ポルポトやチャウセスクを切手にして祝ったりしないでしょ」とか。
切手とは関係ないですが、アイルランドのナショナル・フラッグであるエア・リンガスはマイアミに直行便を飛ばしているのですが、数週間前にマイアミの空港で「アイルランドの血を引く人」の写真をキャンペーンとして掲出したところ、抗議が来てゲバラの写真だけ外したそうです。
ジム・フィッツパトリックさんは、切手の発行を歓迎。殺された人の数は誇張されているし、激しい革命や市民戦争の中で発生した事件だということを考慮すべきだと言っている。