最近よくオークションに行っています。オンラインオークションではなくて、実際にその場で札を上げて入札するやつです。
オークションといいますと、サザビーとかクリスティーズとか高級美術品の競りが有名ですが、私が行くのはもっと庶民的なやつです。コンテンツ・オークションとかコンテンツ・クリアランス・オークションといいます。
お店を閉じたり、改装したとき、または誰かがお亡くなりになったときに家の中を片付けたいとき、業務用の器具やら家具やら装飾品やらをここに持ってくれば競りにかけてくれます。落札価格は下は 5 ユーロくらいから、高くても数百ユーロ。千ユーロを超えることはめったにありません。
私がほぼ毎週行ってるのはラスマインズ (Rathmines) にある Hermans & Wilkinsons です。
表は Hermans & White という不動産屋さんになっていて、その裏がオークション会場となっています。
毎週水曜の午後がビューイングで、入札希望者が品定めにきます。そして、木曜の朝からオークションになります。
ここにあるの全部売り物です。本、雑誌、古いウィスキー、切手収集帳、コインなんかもあります。
こういう目録が作られているときもありますが、ないときもあります。目録は5ユーロです。
木曜の朝にいって登録すると札をもらえます。個人でも業者さんでも誰でも参加できます。
オークション風景です。右側の台の上にいる人が競売人です。
私が買ったモノ。ギネスの昔のポスター、額縁入り。
アイリッシュ・ウィスキーの昔のポスター、額縁入り。
2 つともハンマー・プライスが 60 ユーロだったかな。
60 ユーロで競り落とすと、それに手数料として約 20% を乗せてオークション会社に支払います。売主の方にもハンマー・プライスの 15% だか 20% の手数料を差し引いた金額がオークション会社から支払われます。それがオークション会社の儲けになります。
私が買えなかったもの。
アイルランドの方はご存じと思いますが、Johnston, Mooney & O'Brien っていう有名な食パンメーカーがあります。この会社が昔、家畜用の飼料を作ってたときのポスターですね。これは 100 ユーロにも金額があがっていったのであきらめざるを得ませんでした。
次回はダンレアリにあるバックリーというオークション会社について軽くご紹介します。