1 セント硬貨と 2 セント硬貨が今週の水曜日から基本的に使われなくなります。
お店でお買い物をしたときに、合計金額が直近の 5 セント単位に切り上げ/切り下げされます。47 セントだったら 45 セントに、48 セントだったら 50 セントになる、ということですね。
これはですね、1 セント硬貨を 1 枚作るのに 1.65 セントかかると。それで、小さい硬貨は皆さんが貯め込んでしまうので、どんどん作らないといけない。これはお金のムダである、ということなのです。
2 年ほど前に、試験的に1セント/2セント硬貨を使わずに済ます試みがウォーターフォードの街で行われました。この結果が、非常によくて、みなさん満足したということで、今回全国的に採り入れることになったようです。
ただし、法律的に 1 セント硬貨と 2 セント硬貨のお金の価値がなくなるということではないので、使おうと思えば使えます。あくまでも小売店が自発的に 5 セントの単位に丸めるという形になるそうです。あと、個々の商品の単価は 1 セント単位になっていて、お支払いのときに合計の金額を丸めるという形になるはずです。
だから、お釣りがちょっと少なくても、ごまかされた、なんて思わないでくださいね。
ちなみに、ユーロ圏で同様に小さい硬貨を使ってないのは他に 6 か国。フィンランドなんかは最初からまったく導入しなかったそうです。
今回の措置により、中央銀行は 1 セント/2 セント硬貨の流通量が 85 ～ 90% 減ることを期待しています。
