たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

今月見た映画 2013 年 11 月 その2

 
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The Butler (2013 年、アメリカ)
邦題: 大統領の執事の涙
11/17 at Light House Cinema
監督: Lee Daniels
出演: Forest Whitaker, Oprah Winfrey
1957 年のアイゼンハワーの時代から 34 年にわたってホワイトハウスの執事を務め上げた黒人男性のストーリー。ユージン・アレンという実在の人物を基にしていますが、フィクションです。
これまであまり語られることのなかった、黒人の側から見たアメリカ近代史みたいな話になっています。主人公の執事の息子たちが、市民権運動、ブラックパンサー、ベトナム戦争などの時代の大きな流れにいやおうなく巻き込まれていきます。ブラックパンサーに入った息子がシドニー・ポワチエを口汚く罵るところで場内から笑いが起きました。黒人の若い俳優が大先輩のポワチエをディスるのは勇気いるだろうなー、みたいな楽屋落ちですけど。
映画が描く年月が長いので、ちょっとお話が駆け足になった感はありますが、オールスター・キャストで最後まで飽きさせません。一つ一つのお話はまた今度掘り下げてください。
監督は「プレシャス」のリー・ダニエルズ。

 

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Don Jon (2013 年、アメリカ)
11/20 at Light House Cinema
監督: Joseph Gordon-Levitt
出演: Joseph Gordon-Levitt, Scarlett Johansson, Julianne Moore
インターネットポルノ中毒で、体を鍛えるのと車と女が好きで、毎週教会に通う男が本当の愛に目覚めるまで。タイトルのドン・ジョンはドン・ファンを英語にしたもの。熟女好きの方にもお勧めです。

 

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The Summit (2013 年、アメリカ)
11/24 at Light House Cinema
監督: Nick Ryan
2008 年にカラコルム山脈の K2 で 11 人の登山家が遭難死するという大事故が発生します。死亡した 1 人がアイルランド人なんですね。下山中に死亡したので、アイルランド人として初めて K2 に登った人ということになります。それで、生存者の証言がいろいろ食い違っていて、実際に何が起こったのか知りたい、という遺族の願いがこの映画を作らせたのだと思います。当時の映像、生存者のインタビュー、再現フィルムで構成するアイルランド製作のドキュメンタリーです。見応えあります。

 

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Blue is the Warmest Colour (2013 年フランス)
邦題: アデル、ブルーは熱い色
11/28 at at Light House Cinema
監督: Abdellatif Kechiche
出演: Adèle Exarchopoulos, Léa Seydoux
主演の Adèle Exarchopoulos っていう女優さんが凄いです。撮影時はまだ 10 代だったはずですが、年上の相手に導かれる幼さの残る高校生時代から、成熟して相手が引いちゃうぐらい積極的にふるまうようになる 23 歳くらいまでを演じ切っています。英語の映画じゃないから良く分からないけど、この人がアカデミー賞の主演女優賞を取っても驚かないです。グラフィックノベルが原作のレズビアンのラブストーリーです。2013 年のカンヌ映画祭のパルムドールは監督だけじゃなくて例外的に主演の女優 2 人にも贈られました。監督のアブデラティフ・ケシシュが撮影時にすごく横暴で、スタッフが何人もやめたりとか、女優 2 人もニ度とこの監督とは仕事したくないと言ってるとかいう話も伝わってきています。私は昼の回に見たんだけど、夜見たほうがいいです。

 

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Saving Mr. Banks (2013 年、アメリカ/イギリス/オーストラリア)
邦題: ウォルト・ディズニーの約束
11/30 at at Light House Cinema
監督: John Lee Hancock
出演: Emma Thompson, Tom Hanks, Colin Farrell
詳しくはこちらに書きました ↓
 

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