2012 年欧州選手権プレーオフ第 2 戦が、ダブリンの AVIVA スタジアムで 15 日 に行われ、アイルランドとエストニアは 1 対 1 で引き分けました。この結果、2 戦通算 5-1 でアイルランドが2012 サッカー欧州選手権の出場権を手にしました。
欧州選手権は 24 年ぶり、W 杯を含めたメジャー大会は 10 年ぶりになります。
すでにアイルランドの勝ち抜けは決定的だったので、試合自体は見所なし。私もテレビはつけてたんだけど、横目で見てました。
2012 欧州選手権の出場国は以下のとおりです。
Pot 1: ポーランド、ウクライナ、スペイン、オランダ
Pot 2: ドイツ、イタリア、イングランド、ロシア
Pot 3: クロアチア、ギリシャ、ポルトガル、スウェーデン
Pot 4: フランス、チェコ、デンマーク、アイルランド
フランスとアイルランドが同じ Pot 4 に入ったので、残念ながら因縁の対決はありません。
アイルランドの希望としては、Pot 1 でポーランドを引き当てること。Pot 1 の中ではポーランドが一番力が落ちますし、やっぱりウクライナよりポーランドで合宿する方が楽らしい。
あとは、次の W 杯までのトラパットーニ監督の契約延長が話題になっている。トラパットーニの年俸は 160 万ユーロ (1 億 8000 万ぐらい) なんですけど、アイルランド・サッカー協会だけだとこの金額は払えないので、デニス・オブライエンっていう通信事業で成功した実業家に半分持ってもらってるんです。もちろん、誰を任命するかについてはオブライエンさんは口出ししないという約束で。オブライエンさんが今後も半額負担するって言えば、トラパットーニ監督は続投。トラパットーニ自身は続投したいと言っているので。
また、アイルランド・サッカー協会のチーフ・エグゼクティブであるジョン・デラーニーも話題になっています。この人はギャンブラー (リスク・テイカーと言った方がいいか)で、AVIVA スタジアムの建設とか、監督の経験がまったくなかったスティーブ・スタントンの監督起用とか、負けが込んでたんだけど (アイルランド・サッカー協会は借金がいっぱいあります)、ここに来て賭けに勝った。
とにかく、選手のみなさんはお疲れさまでした。来年は熱い夏になりそうです。
アイルランド先発メンバー:
Given (Aston Villa); O'Shea (Sunderland), Dunne (Aston Villa), St. Ledger (Preston NE), Ward (Wolves); Duff (Fulham), Andrews (Ipswich), Whelan (Stoke), Hunt (Wolves); Doyle (Wolves), Keane (LA Galaxy)
サブ:
McGeady (Spartak Moscow) for Hunt (59 mins), Cox (West Brom) for Keane (68 mins), Fahy (Birmingham) for Duff (79 mins)
アイルランド得点:
Ward (31 mins)
エストニア得点:
Vassiljev (57 mins)
写真はアイリッシュ・タイムズ紙から
