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エストニア綺譚

サッカーファンが相手国ベンチで「観戦」、ユーロ予選で珍事
ロイター 1121()98分配信
 
 [ロンドン 17日 ロイター] 11日に行われたサッカーの2012年欧州選手権(ユーロ2012)予選プレーオフのアイルランド─エストニア第1戦で、入場チケットを持たないアイルランドチームのファンが、エストニアチームのベンチに入り込み、最高の席で試合を観戦した。
 
 アイルランドのコーク出身のコーナー・カニングハムさんは、敵地タリンの試合会場で、警備の目をかわし会場脇の入り口から内部に侵入。カニングハムさんはサッカー情報サイトのミラー・フットボールに対し、開いているドアを見つけたので中をのぞくと、部屋のなかにエストニアチームのトラックパンツがあったと説明。急いでトラックパンツを着用し、ボールを入れるバッグを肩にかけてエストニアチームのベンチに向かったという。
 
 カニングハムさんは、「正直なところ何をすればいいのか見当がつかなかった。ただ、(エストニアのトラックスーツを着用していることから)エストニアのベンチに行ったほうがいいと思った」と振り返った。
 
 カニングハムさんは、エストニアのマネジャーの隣に座って試合を観戦。試合は4─0でアイルランドが圧勝した。試合後にピッチでアイルランドの選手と勝利を喜んでいるカニングハムさんをテレビカメラが見つけ、「事件」が発覚した。
 
もう、なんというかね。記事のとおりなんですけど。主犯のカニングハムさんは、国民的チャット・ショーの「レイト・レイト・ショー」に出演するは、RTE (アイルランドの NHK) 6 時のニュースに取材されるわで、大忙しです。
 
日本だったら、トラックスーツを盗むは、警備の目を盗んでピッチに入り込むはで、いろいろ言われそうなものですが。取材を受けるカニングハムさんも、血湧き肉躍る冒険談を語る様子ではなくて、エストニアっていうちょっと変な国に行ったら、こんな変な話があったんだよねー、っていう綺譚の語り部になっています。
 
上の Youtube の動画でも、ビデオが終わってスタジオに戻ったときに男性のアナウンサーが「これ以上の砂かぶり席はないですよね」って受けちゃってるのが素なのかアイリッシュ・ジョークなのか私にもよくわかりません。悪戯好きのレプラコーンはエストニアにもいたか、という感じです。
 
ちなみに、アイルランド選手たちと喜びを分かち合いカニングハムさんの姿はこちら↓。
 
 
あとは、余談ですけど、歓喜するアイルランド応援団の中で、ひとり不幸を身にまとうエストニア・ファン (青い服の人。中指を立てています)。いやー、共生って素晴らしいですね。
 
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