たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

ジンジャー・ビール

最近、お酒をほとんど飲まなくなってしまったので、夜、家で何か飲みたいときはジンジャー・ビールを飲んでます。

 

平たく言えば単なる炭酸飲料なんですけど、「ビール」って名前が付いてるし、テレビで宣伝したりしてないので、ちょっと大人っぽい飲み物と思うことができます。雰囲気ですけど。まあ、こういうのって雰囲気飲んでるようなもんですし、もう夜なんだから、スカっと爽やかっていう気分でもないですから。

 

飲んでるのは Old Jamaica Ginger Beer っていうのなんですけど、これは近所のスーパーに売ってるのがこれだからです。オランダの会社らしい。オランダはこういうニッチな商品が豊富な印象があります。さすが大航海時代に世界を股にかけた商人だっただけのことはあります。蘭学ではほんとうにお世話になった。

 

なんでジャマイカなんだろうと思って、会社の Web サイト見てみたら、かつてジャマイカはジンジャー (ショウガ) の大輸出国だったんだって。1930 年代から 1960 年代まで、インドとシエラレオネとともにジンジャー世界三大生産国だったそうです。

 

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写真見ていただくとわかるように、ジンジャー・ビールはちょっと白く濁ってます。飲んで見ると、ジンジャエールに近いんだけど、もっとはっきりとショウガの味がします。ジンジャエールの方が洗練されている。ジンジャービールは野趣がある。んー、でも、もしかしたらこれはカナダとジャマイカという国のイメージに引きずられてるのかもしれない。

 

さっき、初めて気づいたんだけど、ジンジャエールのエール (ale) っていうのもビールの一種ですね。エールがアルコール飲料だってわかれば、日本におけるジンジャエールの地位も少し変るかもしれない。売上に貢献するかどうかはわからないけど。

 

今となってはコーラの消費量の方が圧倒的だけど、歴史のどっかでちょっと歯車がくるってたら、ジンジャーなんとかの方が一般的な飲み物になってた可能性もあると思う。両方とも、ちょっとクセがあるけど、飲みだしたらクセになるタイプの飲み物だし、もしジンジャーなんとかの方に大資本が投下されてたら、とか考えたらね。

 

近くのフィリピン系のショップには A&W のルート・ビアが売ってて、それもたまに買います。中国系のショップには中国ブランドのジンジャー・ビールを売ってるんだけど、それはまだ試してない。2リットルのペットボトルだから飲みきれないし、ペットボトルごとに入ってる量が微妙に違うのがなんとも。いやまあ、そういうのってメキシコ産のビールとか、よくあるんだけど。