たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

コークとディスる

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ロンリー・プラネット (Lonely Planet) っていう英語の旅行ガイドがあります。格安旅行したい人やバックパッカーに人気のガイドブックで、日本における「地球の歩き方」と同じくらい英語圏では知名度があります。

 

それでですね、コーク (Cork) っていう街があって、アイルランド第二の都市なんですが、この街が「ロンリー・プラネットが選ぶ 2010 年に訪れるべき場所」でベスト10に入りました。ぱちぱちぱち。

 

いやあ、コーク、こじんまりした街で、人はとてもフレンドリーですけど、ベスト10に入るとは。コークの人が一番驚いているのではないでしょうか。

 

ロンリー・プラネットによると、コークは「sophisticated, vibrant and diverse」(洗練されていて、活気と多様性がある) なのだそうです。そうだったのかー。活気があるのはわかるとして、洗練かー。

 

ちなみに、コークと並んでベスト10に入った都市は以下の通り。

 

アブダビ、チャールストン (米国サウスカロライナ州)、クエンカ (エクアドル)、イスタンブール、京都、レッチェ (イタリア)、サラエボ、シンガポール、バンクーバー。

 

大阪もそうだと思いますけど、第二の都市の人たちは、その街をものすごく、意固地なくらいに誇りに思っています。コークもそうで、コーク人民共和国 (People’s Republic of Cork) なんて独立国っぽく呼んだりもして、www.peoplesrepublicofcork.com ていう Webサイトまであります。このサイトではコークに関するあらゆることを扱っているんですけど、ディスカッション・フォーラムもあって、ロンリー・プラネットの今回の英断についても議論されています。

 

その中のひとりの投稿:「Cork is an excellent city. It’s small enough to navigate around, it has interesting shops, fine pubs and good restaurants. Far too many people diss our great city instead of being proud of it.」 (コークは素晴らしい街だ。見て回るのに適した小さい街だし、面白い店、優れたパブ、そして良いレストランがある。あまりにも多くの人が、私たちの素晴らしい街を誇りに思う代わりにディスっている)。

 

で、話がとんじゃうんですけど、日本語では「ディスる」っていう言葉はインターネットでよく見かけてたんだけど、英語で「diss」っていう動詞を使ってるのを初めて見た。

 

もともとはヒップホップ系のミュージシャンが使う言葉らしくて、「けなす」ぐらいの意味。「disrespect」っていう言葉に由来してるらしい。

 

ほんとにねー、誇りに思うのは難しくて、ディスるのは簡単なんだ。ディスるとなんか言ったような気持ちになれるし。私も以前はものすごくディスってたんだけど、最近はガンバってディスらないようにしています。

 

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(1枚目の写真はコークにある教会、たぶん有名な教会なんだけど名前忘れました。2枚目はこの夏にコークに行ったときに友達といったインド料理テイカウェイ屋さん。地球の歩き方に載ってるはず)