たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

絵葉書の宝庫だったエニスコーシー

地方の町を訪れる楽しみの1つに絵葉書の購入があります。記念になにか買いたいという気持ちもありますし、せっかくなのでちょっとお金を落としたいという気持ちもあります。その点でちょうどいいのが、私の場合、絵葉書なんですね。たいして高いものではありませんし。

 

私が子供の頃には観光ペナントなんてものがありました。私も何枚かかってもらって部屋に飾っていました。また同じような目的でキーホルダーや冷蔵庫マグネットなんてのを買っていらっしゃる方もいるかと思います。

 

アイルランドの絵葉書の大手といえば Real Ireland 社と John Hinde 社ですが、こうした会社の絵葉書もダブリンでは手に入りにくいその土地に即した絵柄のものが売っていたりします。また、その街の小さな印刷所、写真スタジオ、アーチストが発売している絵葉書もあります。さらに、個人経営のニュースエージェントには大昔の色褪せた絵葉書がほこりをかぶって売られていることもあります。そうした反りかえった絵葉書を救出するのも醍醐味の1つです。

 

先週末に訪れたエニスコーシーはほんとうに絵葉書の宝庫だったのですよ。まず、アイルランドのある程度の規模の町にはほぼかならず Eason がありますが、ここエニスコーシー店には地元の写真家のポストカードが置いてありました。Kenny Goodison さんという人です。

 

それから Delaney というニューズエージェントには店の前のラックに絵葉書を並べていました。Knights & Rebels という地元の会社のものと、localirishgifts.com という会社のもの。

 

絵葉書が古いかどうかを見分けるには、POSコードがついているかどうか、そして会社のWebアドレスが書いてあるかを見るのですが、Kenny Goodison さんの絵葉書と Knights & Rebels の絵葉書にはどちらもありません。見た感じそれほど古いものではなさそうなので、あえて付けなかったのかなとも思いますが。Kenny Goodison さんは Facebook にページがありますが、Knights & Rebels という会社はオンライン上に影も形もありませんでした。

 

さて、本当に大漁だったのはエニスコーシー・キャッスルのショップです。まず、Killarney Printing 社という田舎にいくとよく見る絵葉書屋さんによるエニスコーシーの絵葉書が7種類ほどありました。それから、映画『Brooklyn』の撮影風景の絵葉書3枚組。これはちょっとどこが発行しているものかわかりません。

 

それから、これは初めて見たんですが、アイルランドの姓とその紋章の絵葉書です。発売元は Real Ireland 社。紋章はステッカーになっています。50種類くらいあったので全部買ってしまいました。

 

 

エニスコーシーでは絵葉書だけでたぶん150ユーロくらい使ってしまいました。

 

帰りに寄ったファーンズ・キャッスルのビジター・センターでも絵葉書を買い漁りました。このビジター・センターは OPW (The Office of Public Works) の管轄なので、アイルランド全国の遺跡の絵葉書が置いてありました。OPW は国有の不動産を管理する国の機関で、遺跡の管理もその業務の一環ということです。あと、地元の方がファーンズの歴史に関するタペストリーを作ってビジター・センターに飾ってあるのですが、そのタペストリーの絵葉書もありました。9枚1組で3ユーロとお得な値段でした。

 

実は前の週に行ったアークローでは絵葉書の収穫はほとんどなくて、しかもアークローをテーマにした絵葉書は1枚も見つけられなかったのです。この違いはなんなのだろうと思います。アークローとエニスコーシーは人口はほぼ同じくらい。観光資源はエニスコーシーの方があるのかなあ。ちょっとよくわかりません。

 

 

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