先日、ほんとうに久しぶりにオコネル・ストリートのサヴォイ映画館に行ってきました。最後に行ったのがいつか覚えていない。もしかしたら1999年の『エニイ・ギブン・サンデー』まで遡るかもしれない。
観に行った映画は『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』。友人にものすごくおもしろいと勧められたので。けっこう前に封切りされたものなので、もうシティーセンターだとサヴォイでしかやってないんですね。
インディ・ジョーンズのシリーズは映画館でちゃんと見るのは初めて。テレビでやってるのを横目で見たことはあるかもしれませんが。
サヴォイも今は12ぐらいスクリーンがあるんですね。昔は4つだけだった気がしますが。座席もモダンなものに一新されていました。
夜の回だったんですが、その夜はポップコーン(中)とソフトドリンクが無料でついてくるということで、私はポップコーンだけもらいました。中サイズでも食べきれませんね。
映画はアクション満載、異国情緒ぷんぷん、荒唐無稽で面白かったです。冒頭の列車でのアクション・シーンからハラハラドキドキの連続ですね。
さて、サヴォイのロビーで懐かしいものを発見してしまいました。
ダブリンに長くお住まいの方は、トリニティ・カレッジの近く、ホーキンス・ストリートの角にスクリーン・シネマという映画館があったのを覚えていらっしゃると思います。この銅像はスクリーン・シネマの前に立っていたものです。
私は最初、駅員さんかバスの案内係の像かと思っていたのですが、これは映画館の案内係の像だそうです。銀河鉄道999の車掌に似てますよね。
この像は1988年にヴィンセント・ブラウンという彫刻家が制作したもので、Mr. スクリーンという名前も付いているそうです。初めて知りました。
サヴォイでこの像を見つけたときほど「生きとったんかワレ」という言葉にリアリティを感じたことはありません。しかし、ビニール袋がまわりに散らかっていたり、掃除用具を無造作に置かれていたりで、あまりいい待遇を受けていないのではないかと心配です。