もう終わってしまった展示なんですけど、すみません。
4 月 5 日から 5 月 25 日まで、横浜の港の見える丘公園にあります神奈川県立近代文学館で、太宰治展が開かれてました。
展示以外にも太宰にちなむいろんなイベントも行われていて (トークショー、朗読会とか)、私は太宰原作の映画『パンドラの匣』を見に行ったのでした。
映画とかイベントは、この多角形のホールで行われるんですね。映画を見るにはスクリーンのサイズがちょっと物足りないかもしれません。
常設展も神奈川ゆかりの文学者の展示が充実していましたし、太宰の展示も生い立ちから学生時代も含めて資料が豊富で見ごたえがありました。
おもしろかったのは、太宰の小説の一節をデザインした缶バッジがガチャガチャ(カプセル式自販機) で売ってたこと。私も 1 つ買ってしまいました。100 円です。
「夏まで生きていようと思った」。『葉』という短編の一節らしいです。なんかもうちょっと元気の出る言葉がよかったんですが、それを太宰さんに求めるのは無茶でしょうか。
それから 2、3 日経って、ご飯屋さんでお店に置いてあった神奈川新聞を読んでいたら、この缶バッジが人気ということで記事になっていました。
種類もかなりあるんですが、完全コレクションを目指す人もいるそうです。近代文学館だけじゃなくて、近くの開港資料館などいくつかの施設でもオリジナル缶バッジを発行して評判になっているとのことでした。
文学館を出たところから横浜港を臨みました。