3月17日のセント・パトリック・デーにはアイルランド首相が訪米して、アメリカ大統領と会談するのが恒例となっているのですが、どうやら今年はバラッカー首相がやらかしてしまったようです。
バラッカー首相は23年前、トリニティ大学の学生のときにアメリカにわたり、ジャック・クイン共和党議員のもとでインターンとして働いたことがあるそうです。
今回の訪問でワシントンDCのジョージタウン大学で開かれたイベントで講演を行ったのですが、当時を振り返って、「あの頃、ワシントンでインターンとして働くことを心配する親はいたに違いない」みたいなことをジョークとして言ったわけです。これはもちろん、クリントン大統領とモニカ・ルインスキーさんのスキャンダルのことを指しています。
そして、間が悪いことに、ヒラリー・クリントンさんもその講演に出席していたんですね。
このジョークはバラッカー首相がアドリブで差し込んだもので、原稿にはなかったそうです。
バラッカー首相は広報官を通じて、「軽率な発言を思いつきでしてしまったことを後悔しています。不快な思いをされた方に謝罪します」というコメントを発表しています。