たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

オークションでバッジを買いました

1週間ほど前ですが、久しぶりにオークションに参加して、100年ほど前のバッジを買いました。ダブリンにある Whyte’s というオークション会社です。

 

まず、アルスターのレッド・ハンドのピン・バッジ。レッド・ハンドはアルスター州のシンボルですね。2センチほどの小さなものですが造形がいいです。

 

 

次は、ナショナル・ボランティアーズのバッジ。国民義勇軍とでも訳すんでしょうか。ちょっとよくわからないので調べてみました。1912年にアイルランドのホームルール法案が提案されます。ホームルールというのはアイルランドはUKにとどまるけれどもある程度の自治を認めるということです。今のスコットランドのような形。

 

 

このホームルールに反対してアルスターのプロテスタント系の人々がアルスター義勇軍という民兵集団を作ります。これに対抗してナショナリスト側がアイリッシュ義勇軍をつくります。そして、第一次世界大戦にイギリス軍の一部として参加するかどうかを巡ってアイリッシュ義勇軍内で意見がわかれ、参加する派が国民義勇軍と呼ばれるようになります。大多数が国民義勇軍に参加したのですが、実際に英軍に入隊する人は少なく、1910年代の後半には国民義勇軍は力を急速に失います。ちなみにイースター蜂起を行ったのは、国民義勇軍に参加しなかったアイリッシュ義勇軍の中の一部の人々です。

 

最後はカトリック解放100周年記念 (1829 - 1929) のバッジです。

 

 

3つでまとめて1ロットで、ハンマー・プライスは140ユーロ。ガイド・プライスは 150 – 200 ユーロだったので、まあお得な値段で手に入れられたということでしょう。

 

私がもう一つ欲しかったのは、段ボールいっぱいに入った割と新しいバッジ。これは下見に行って見せてもらったのですが、もう大量にありました。ただ、必ずしもアイルランド関係のものばかりではなかったのと、私の好きなボタン・バッジ (丸い缶バッジ) があまりなく、ラペルに付けるピン・バッジが多かったので、それほど高くならなければほしい、といった感じでした。

 

こちらはガイド・プライスが 200 – 300 ユーロだったのですが、最終的なハンマー・プライスは600ユーロ。私は320まで札を入れたのですが、とても敵いませんでした。

 

 

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