ダブリンにあるロシア大使館が、暖房や温水のための燃料がなくなりつつあると嘆いております。これまでオイルを納入していた業者に取引を断られ、市内のほかの業者もあたったのですが、取引に応じてくれる会社がないそうです。
それで、アイルランドの外務省に、なんとかしてくれという手紙を送ったそうです。「この明らかに差別的な事案について介入してほしい」と泣きついたわけですね。
ロシア大使館との取引を中止したのは燃料屋だけでなく、バンク・オブ・アイルランドはロシア大使館の口座を凍結したという報道もあります。ほかの多くの業者も品物を売ってくれないそうです。
アイリッシュ・ミラー紙がロシア大使館に連絡して、手紙を外務省に送って以降、燃料が手に入ったか聞いたところ、回答を拒まれたそうです。「当大使館は省庁や第三者とのコミュニケーションの詳細を開示しない」とのこと。
アイルランド外務省も、「大使館の動きについてはコメントしない」としています。
また、ロシア大使館は、アイルランドに住むロシア人がウクライナでの戦争によって安全でないと感じており、差別されていると感じている、と外務省に不満を表明しています。