約23年前に北アイルランドのダウン県からメッセージを瓶に入れて海に流した男性がいました。この男性はスティーブン・コールフィールドさん。当時はロストレバーという小さな街にすむ22歳でした。
メッセージの内容はこうです。
「私の名前はスティーブン・コールフィールド。北アイルランド・ダウン県のロストレバーに住んでいます。22歳です。もしこれを拾ったのが女性なら、私に手紙をください。よろしく。1999年1月5日」
ところが先週の日曜になって、あるTwitterユーザーが、メッセージの写真とともに「この人知ってる人いる? 誰かがダンドラムでボトルに入っているのを拾ったらしいんだけど」と投稿しました。
ダンドラムというのは同じくダウン県にある街の名前です。ボトルは23年かけて約30キロを旅し、同じ県の別の街まで届いたというわけです。
スティーブンさんは44歳になっています。今は結婚して子供もいます。このメッセージについてはすっかり忘れていたそうです。どのくらい遠くまでいくか試してみたかったとのことですが、こんな近場で見つかったことには驚いているようです。
スティーブンさんの家族やお友達は今回の「事件」を楽しんでいるようです。友達には軽くからかわれ、奥さんや子供たちも笑ってくれているそうです。息子さんを学校に迎えにいったところ、副校長先生に「お、メッセージ・イン・ア・ボトルさんだ」と言われたそうです。
スティーブンさんは、「コロナ以外にも話のネタを提供できてよかった」と言っています。
ちなみに今の奥さんとは瓶に入れたメッセージを介して出会ったのではないそうです。