ダブリンの Dame Street にあるオリンピア・シアターに冠スポンサーがついて、名前が3オリンピア・シアター(3Olympia Theatre)に代わります。3 (スリー)は携帯のオペレーターですね。私が契約しているのも3です。
今回のスポンサーシップは8年間契約だそうです。3はすでにドックランドにある3Arenaという13000人キャパの会場のスポンサーにもなっています。前はポイント・シアターと呼ばれていたところですね。
オリンピア・シアターもコロナのせいで休業を余儀なくされていましたから、今回のスポンサーシップは経営的にはありがたいところでしょう。
オリンピア・シアターは1879年にザ・スター・オヴ・エリン・ミュージック・ホールとしてオープンし、何度かの名称変更を経て、1923年にオリンピア・シアターとなりました。
オリンピア・シアターはビクトリアン調の古風な劇場で客席は3層。キャパは1500程度で、観客が盛り上がると一体感が生まれるちょうどよい大きさですね。一番上の層はサークル (Circle) と呼ばれていますが、かなり上から舞台を見下ろすことになって、これは日本の公立のホールなどでは味わえない景色です。左右にはボックス席もあります。
これまでここに出演したアーチストには、チャップリン、ローレル&はーディ、REM、デビッド・ボウイ、ラジオヘッド、ブラー、マッシブ・アタック、ロビー・ウィリアムズ、アデルなど。
私も何度もこの劇場に足を運んだことがあります。思い出せるかぎり、ここで見たアーチストを列記したいと思います。
イアン・デューリー、アズワド、デヴァイン・コメディ、ザ・スペシャルズ、マイケル・ナイマン・バンド、アズラン、ギルバート・オサリバン、マンディ (Mundy)、イアン・ブラウン、フィーダー。演劇で「I, Keano」、「Brownbread」(脚本: ロディ・ドイル)、あと「Nuala」だかいう女の人3人組のコメディー・ショー。腹話術のデビッド・ストラスマン。講演でジョーダン・ピーターソン。