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「馬に乗る少年」と「デビッド・アッテンボロー」の壁画

このブログでも以前書いたことがありますが、うちの近所には「馬に乗る少年」の壁画があります。

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この壁画がもうすぐ取り壊されるかもしれないんですね。理由は、壁画を描く前に許可を取っていなかったということで、ダブリン市役所から消すように言われているそうです。壁画を残すようにという署名活動も始まっていて、2日で2500筆も集まったとか。市役所は法的手段に訴えるとしています。

districtmagazine.ie

同じような運命をたどっている壁画がもう1つありまして、それはポートベロのロングウッド・アベニュー(Longwood Avenue)にあるデビッド・アッテンボローの壁画です。

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BBCのドキュメンタリー番組の制作などで有名なアッテンボローの97歳の誕生日を記念して描かれたこの壁画も、市役所から消すように警告されています。

この2つの壁画を制作したのは、Subset というアーチスト集団です。彼らの作品はこれまでにも除去命令の憂き目に遭っています。

それがこちら。これもスミスフィールドにあった Stormsy (というUKのラップ・ミュージシャン) の壁画。

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こちらは2017年に塗りつぶされた後、今は建物自体も取り壊されて、新しいビルが建とうとしています。

www.youtube.com

スターアップ・レーン (Stirrup Lane)にある「馬に乗る少年」の話に戻りますけど、この壁画はジェイムズ・ホーランという写真家がスミスフィールドの馬の市で撮影した写真をもとに描かれています。で、モデルとなった少年もわかっていて、フィングラスに住むデビッド・オドネルさんだそうです (当時10代、いま20代)。その辺のことは、次の記事に詳しめに書かれています。

www.theliberty.ie

スミスフィールドの馬の市は、いまでもいちおう行われていることになっています。以前は毎月第一日曜日に行われていましたが、今は年に2回、3月と9月の第一日曜日開催ということになっています。

つまり、この前の日曜日、3月1日が開催日だったわけですよ。広場を金網で囲って、警備員も配置して、準備は整えていたみたいですが、閑散としていました。私が見たときは、馬に引かせたカートに乗る少年がいるだけ。見物人はほぼゼロでした。

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