ファイザー/ビオンテックおよびモデルナのワクチンに続き、アストラゼネカのワクチンも先日承認されたわけですが、こちらのワクチンについてはいろんな話題が出てきていて、ワクチン接種計画にも大きな影響を与えそうです。
まず、アストラゼネカのワクチンが高齢者に効き目があるかどうかデータが少ないということで、アイルランドのトニー・ホロハン主席医務官も 70 歳以上の人にはモデルナまたはファイザー/ビオンテックの mRNA ワクチンの接種を推奨するとしています。
一方で、アストラゼネカのワクチンは、1回の注射で感染率を 2/3 に抑えることができるというデータも出ています。ということは、2回目の注射を遅らせることができるということで、これはロジスティック的に非常に楽になります。2 回目は12週間ほどあとでも大丈夫のようです。
モデルナまたはファイザー/ビオンテックのワクチンは 2 回の注射で 90% 以上の有効率ということだったと思います。
あと、モデルナとファイザー/ビオンテックのワクチンは超低温で保存しないといけないのですが、アストラゼネカのは普通の冷蔵庫でも保存できるようなんですね。それで、アストラゼネカのワクチンに関しては薬局でも打てるようにしてはどうか、と薬剤師団体が提言しています。