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アストラゼネカのワクチンは 60 歳以上限定

 

 

まれに血栓ができるという副反応が出ることがわかったアストラゼネカ・ワクチンですが、アイルランドでも60歳以上の人に限って投与されることとなりました。

 

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これは、年配の人はコロナで重症化する可能性が高いので、若い人に比べて特にリスクに対するメリットが大きいからです。アストラゼネカ・ワクチンで血栓になる可能性は、長距離フライトに乗ったときや、避妊薬を飲んだときよりも低いそうです。また、コロナにかかったことで血栓ができる確率は、アストラゼネカ・ワクチンの接種後に血栓ができる確率の100倍以上だそうです。

 

アイルランドにおいてアストラゼネカのワクチンが占める割合は、第1四半期で29%、第2四半期で21%です。

 

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既に233000人が1回目のアストラゼネカ・ワクチンの注射を受けているわけですが、2回目は別の会社のワクチンにしていいのか、それとも別の会社のを2回打つべきなのかは決まっていません。

 

また、以前は血栓ができるのは女性が多いのではないか、という疑いがありましたが、これは否定されたようです。医療関係者にアストラゼネカ・ワクチンを受けた人が多くて、医療関係者には若い女性が多い、という話のようです。

 

UK は昨日からお店が開き、パブやレストランも屋外で飲食を提供できるようになったようですね。UKのワクチン接種率は EU よりはるかにいいわけですが、その原動力の1つがアストラゼネカでした。アストラゼネカのワクチンは、ファイザー/ビオンテックやモデルナのものと違って、普通の冷蔵庫の温度で保存できるというのも強みです。

 

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他の国はどうしているのか? オーストラリアはファイザー・ワクチンの発注を2倍に増やし、50歳以下の人はファイザー・ワクチンを接種するように推奨しています。

 

UK では、可能であれば30歳以下の人にはアストラゼネカ以外のワクチンを投与することを推奨。イタリア、フランス、ドイツ、フィリピン、韓国は、60歳以下にはアストラゼネカを投与しないこととしています。

 

米国の感染症専門家であるアンソニー・ファウチ氏は、他社の製品があるのでアメリカではアストラゼネカのワクチンは必要ないのではないか、としています。インドネシアは、アストラゼネカと中国のシノヴァクのワクチンを今後も使用するとのこと。

 

60歳未満の人にはアストラゼネカのワクチンを打たないようにという推奨が出たことで、HSEは予約の再調整を行っています。今日の予定だった最大15000人の接種がキャンセルされるようです。

 

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また、アメリカではジョンソン&ジョンソンのワクチンの接種後に血栓ができた例があったそうで、保健・医療当局が直ちに使用を一時停止することを求めているそうです。これは今日の話。症例が出たのは6人。全員が女性で年齢は18歳から48人。1人が死亡し、もう1人が重体。米国では約700万人がJ&Jのワクチンを既に受けています。

 

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