EU がワクチン接種が完了した人を旅行者として受け入れる計画を立てているというニュースです。
時期についてははっきりしたことを欠いていないのですが、EUの承認を受けたワクチンを接種した人は、観光旅行などの不要不急の旅行についてもEU圏外からも受け入れるための計画です。
アイルランドはシェンゲン条約に加盟していないので、この合意には含まれないのですが、この合意に参加することを選択することはできるそうです。
EUが現在承認しているワクチンは、ファイザー/ビオンテック、モデルナ、アストラゼネカ、そしてジョンソン&ジョンソンです。これに加えて、WHOが承認しているワクチンも有効になるかもしれません。
もちろん無条件で旅行してきていいというわけではなく、検査や隔離などの要件は、それぞれの国が決めることができます。
また、エマージェンシー・ブレーキというものの組み入れられます。これは、ある国で変異株が流行したときなど、特定の国からの入国を緊急でストップできるという仕組みです。
この提案は月曜 (今日) 提出され、今週中に27の加盟国の大使により話し合われる予定です。
それから、こちらはワクチンの話題ですが、今週火曜日から50代の人がワクチン接種のために登録できるようになります。
アストラゼネカとジョンソン&ジョンソンのワクチンは50歳以上の人のみという年齢制限がついているんですね。ですので、今 50 代の人にファイザーやモデルナのワクチンも含めて打っていくと、夏ごろにアストラゼネカとジョンソン&ジョンソンのワクチンが余っちゃうのじゃないか、という懸念があるみたいですね。
じゃあ、40代の層にも同時に打っていけばいいじゃないか、という案もあるようなのですが、やはりリスクが高いのは 50代なので、これは悩ましいところです。アストラゼネカとジョンソン&ジョンソンのワクチンが今後予定どおりに届くかという心配もありますし。
アイルランドでは4月中に707000回分のワクチンを注射したそうです。目標は860,000回分だったので、これは達成できませんでした。今週は22万から24万回分のワクチン投与がスケジュールされています。これは過去最大。ワクチン・プログラムが加速しているのは間違いありません。私も明日、オンラインで登録できるようになったら、さっそく登録したいと思います。