The Killing of a Sacred Deer (2017 年、アイルランド/イギリス/アメリカ)
11/2 at Light House Cinema
監督: Yorgos Lanthimos
出演: Colin Farrell, Nicole Kidman, Barry Keoghan
予告編を見てからちょっと期待していた「The Killing of a Sacred Deer」が公開されたので、早速見てきた。「ロブスター」のランティモス監督がコリン・ファレルと再びタッグを組んだ作品。ダーク・コメディーというか、サイコ・スリラーというか、狂気の復讐劇というか、恐怖が静かに忍び寄ってくるタイプの映画。アイルランド期待の若手、バリー・キョーアンが、超自然的な力を持つ偏執的なティーンエージャーを熱演。キョーアンは「ダンケルク」の船の中でキリアン・マーフィーと揉み合ってたあの少年です。
No Stone Unturned (2017 年、イギリス/アメリカ)
11/12 at Light House Cinema
監督: Alex Gibney
出演:
ドキュメンタリー映画。1994 年、アメリカ W 杯。北アイルランドの小さな村。アイルランド対イタリアの試合を観戦するためにパブに集まった地元の人たち。そこにロイヤリスト (プロテスタント) の武装集団が現れ、銃を乱射。6 人が死亡。5 人が負傷した。
この殺人事件の犯人は今もつかまっていないのだが、映画は被害者、遺族、捜査にあたった元警察官、警察を監視するオンブズマンにインタビューし、公開された文書を精査し、首謀者を名指しして映像に収める。
映画は、警察がサボタージュしたのはほぼ間違いなく、その理由は犯人グループの中にいた密告者を守るためだったと指摘する。密告者からの情報により、警察はこの襲撃を事前に知っていた可能性もあったということ。
2016 年のオンブズマンの報告では、この事件の捜査には (警察と犯罪グループの間に) 癒着/共謀があったとされた。犯人はつかまっていないものの、遺族にとってはこれが 1 つの決着にはなったか。
襲撃に遭ったこのパブは、いまでも営業を続けていて、当時と同じバーテンダーがビールを注いでいます。テロによって生活を変えられてたまるか、という意思表示のようです。
The Florida Project (2017 年、アメリカ)
11/22 at Light House Cinema
監督: Sean Baker
出演: Willem Dafoe, Brooklynn Prince
メインの子役の子がすごいいいのよ。いたずら好きで元気いっぱいの 6 才の女の子、ムーニー。職にあぶれた若い母親と一緒にフロリダのディズニーランドの近くのモーテルで暮らしている。モーテルには他にも低所得の家族がたくさん暮らしていて、ムーニーは同じような境遇の子供たちとつるんで、あらゆる場所を冒険の現場に変えていく。そんな彼らにうんざりさせられながらも、職務を粘り強くこなし、友人として世話を焼くモーテルの管理人 (デフォー)。最後、ムーニーは親友と 2 人で夢の世界を駆け抜けていく。
Good Time (2017 年、アメリカ)
11/23 at Light House Cinema
監督: Ben Safdie, Josh Safdie
出演: Robert Pattinson, Jennifer Jason Leigh, Ben Safdie. Barkhad Abdi, Buddy Duress
銀行強盗を企む兄弟。弟は知的障害がある。強盗は成功したかに見えたが、札束を入れたバッグに染料が仕込まれており、2 人は警察に追われ、弟がつかまる。弟を助けるためにガールフレンドに頼んで保釈金を支払おうとするのだが、クレジットカードが止められうまくいかない。弟が留置所で暴行を受けて病院に運び込まれたことを知り、警察の目を盗んで包帯ぐるぐる巻きの弟を救い出したと思ったのだが。。。
