たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

今月見た映画 2014 年 12 月

 
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Stations of the Cross (2014 年、ドイツ)
12/1 at Light House Cinema
監督: Dietrich Brüggemann
出演: Lea van Acken, Franziska Weisz
キリスト教とか信仰がテーマの映画を見ると、どう反応したらいいのかわからなくて戸惑ってしまうことがあるのですが、この映画もその 1 つでした。
舞台はドイツ。信仰にものすごく真剣に取り組む少数派のキリスト教会派に属する少女が主人公。無神経な母親にうんざりし、異性とのふれあいに心が揺れたりしながらも、信仰の道にのめり込んでいく彼女は、自己犠牲とは何かを突き詰めて考えていくうちに。。。

 

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St. Vincent (2014 年、アメリカ)
邦題: ヴィンセントが教えてくれたこと
12/6 at Light House Cinema
監督: Theodore Melfi
出演:Bill Murray, Melissa McCarthy, Naomi Watts, Jaeden Lieberher
ベトナム戦争帰還兵のヴィンセント (ビル・マレー) は、酒ばかり飲んで、夢も希望も金もないし、いつも不機嫌。ある日、隣の家に離婚したばかりの母と子が越してくる。母親 (メリッサ・マッカーシー) は看護師の仕事に忙しく、ヴィンセントは嫌々ながら12歳の少年のベビーシッターを務めることになる。世間に馴染めないおっちゃんが学校に馴染めない少年を競馬場や酒場へと連れまわすうちに、二人はほんわか心を通わせるようになる。こんな人情話に泣かされてたまるかなんて意地を張ってると、最後にコロっといかされたりするのでお気を付けください。

 

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The Railway Man (2013 年、イギリス、オーストラリア)
邦題: レイルウェイ 運命の旅路
12/24 at 飛行機の中
監督: Jonathan Teplitzky
出演:Colin Firth, Nicole Kidman
第二次世界大戦中のタイ。日本軍の捕虜となったイギリス人兵士の主人公は、酷い扱いを受けながら鉄道建設という過酷な労働に従事させられる。戦後、帰国した主人公は、拷問の記憶に苛まれる日々を送っていたが、ある日、自分を虐待した日本軍の通訳が、戦争の記憶を伝えるためにタイで記念館を開いていることを知り、直接会いに行くことを決意する。

 

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Lucy (2014 年、フランス、アメリカ)
邦題: LUCY/ルーシー
12/24 at 飛行機の中
監督: Luc Besson
出演:Scarlett Johansson, Morgan Freeman
リュック・ベンソン節といいますか、かっこいい女の人が痛めつけられながらも大活躍する SF 映画。数ヶ月前に観た、ヨハンセン主演の「アンダー・ザ・スキン」も変な SF 映画でしたが、こちらも変。ただし、ずっと豪華。

 

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A Thousand Times Good Night (2013 年、ノルウェー、アイルランド)
邦題: おやすみなさいを言いたくて
12/30 at 横浜シネマリン
監督: Erik Poppe
出演:Juliette Binoche
日本で滞在したウィークリーマンションの近くの映画館でやってたのでたまたま観に行ったのですが、アイルランドを舞台にした映画でした。U2のドラマーのラリー・マレンも普通に俳優として出ていた。監督や製作者はノルウェー人なんですが、アイルランドでロケするとアイルランド映画庁が資金を援助してくれるというスキームがあるので、それを利用したということらしいです。
主演のジュリエット・ビノシュは紛争地域を専門とするカメラマン。危険を顧みず取材に出かける彼女と、心配させられてばかりの家族の間に軋轢が生まれる。家族を優先して一度は写真家をやめることを決意した彼女だったが。。。監督のエリック・ポッペという人もフォトジャーナリストだったそうで、自伝的な要素もあるそうです。
映画としては正直ちょっと物足りないです。主人公は正義感あふれる人なんですね。正義感が強すぎて周りと衝突する、みたいなことが欠点としていちおうは描かれるんですが、もうちょっと仕事とは関係ない欠点がないと感情移入しにくい (よくある手ですけど、たとえば酒におぼれてるとか)。旦那さんは海洋学者で、対岸の原子力発電所の排水が魚介類に与える影響を調べているという設定なんですが、わざわざそれは要らないでしょう (意識高い系アピールがひつこくて、感情移入できないよ、という意味で)。ちょっと説教臭いんです。