Birdman (2014 年、アメリカ)
邦題: バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
1/20 at Light House Cinema
監督: Alejandro González Iñárritu
出演: Michael Keaton, Zach Galifianakis, Edward Norton, Andrea Riseborough, Amy Ryan, Emma Stone, Naomi Watts
昔はスーパーヒーロー・モノのブロックバスター映画に主演して一世を風靡したのだが、最近は落ち目の俳優。起死回生の策として、レイモンド・カーバーの小説を脚色し、自分が主演して、舞台に掛けようとするのだが。。。長回しを多用しながらほぼワンカットに見えるように編集されています。普通は長回しだとゆったりしたテンポになりそうなものなのですが、この映画はいろんな出来事が目まぐるしく次から次へと起ります。ちょっとこれまでに見たことのないような映画。とても意欲的。
Whiplash (2014 年、アメリカ)
邦題: セッション
1/22 at Light House Cinema
監督: Damien Chazelle
出演:Miles Teller, J. K. Simmons
日本でも大学のジャズのサークルとかは厳しくて、体育会みたいに一番うまい人が一軍メンバーに入るんですよね。ジャズのビッグバンドも各パートの人数は決まってるんで。この映画は音楽学校が舞台で、主人公は 19 歳のドラマー。講師にバンドのメンバーに選んでもらえたのだが、この講師が音楽のために悪魔に魂を売り渡してしまったような男で、サディスティックに生徒をしごきまくるんです。その結果、生徒は偉大なドラマーとして成功し、講師があえて心を鬼にして厳しく指導してくれていたことを理解し、講師に感謝する、なんてなまっちょろい映画ではございません。最後までかっこいい映画。
A Most Violent Year (2014 年、アメリカ)
1/23 at Light House Cinema
監督: J. C. Chandor
出演:Oscar Isaac, Jessica Chastain
「最も暴力的な年」というのは 1981 年のこと。映画の舞台となったニューヨークで殺人事件だか傷害事件が最も多かった年らしいです。主人公は灯油の卸売会社のオーナー。スペイン語圏からの移民なのだが、もの凄いやり手。ニューヨークの大手にのし上がろうとするところを、タンクローリーをハイジャックされて盗まれるなど、嫌がらせに遭う。タイトルから想像されるほど、あからさまな暴力描写は多くないのだけど、すごくダークな雰囲気の漂うフィルム・ノワール。この映画もかっこいいです。
Wild (2014 年、アメリカ)
1/24 at Light House Cinema
監督:Jean-Marc Vallée
出演:Reese Witherspoon, Laura Dern
ベストセラーとなったノンフィクション本の映画化だそうです。主人公は、パシフィック・クレスト・トレイルという 1800km におよぶ山歩きルートを踏破した女性。映画は、彼女の山歩きの行程を追いながら、母の死、自身のヘロイン中毒、離婚など、彼女の回想を織り交ぜて進んでいきます。
Foxcatcher (2014 年、アメリカ)
邦題: フォックスキャッチャー
1/25 at Light House Cinema
監督:Bennett Miller
出演: Steve Carell, Channing Tatum, Mark Ruffalo
これも実話に基づく映画らしいんですけど、この話は知りませんでした。メインの登場人物は、ロサンゼルス五輪のレスリングで共に金メダルを獲ったマークとデイブのシュルツ兄弟、そしてレスリング愛好家でデュポン家の御曹司のジョン・デュポン。ジョン・デュポンはロサンゼルス五輪後にアメリカ・レスリング協会のスポンサーとなり、自分でも Foxcatcher というレスリング・チームを作り、シュルツ兄弟を招き入れます。ジョン・デュポンは母親との関係が悪く、それもあってか、だんだん頭がおかしくなっていくんですね。そして悲劇が起ります。