たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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シェイマス・ヒーニー 1939 -2013

1995 年にノーベル文学賞を受賞した詩人のシェイマス・ヒーニー (Seamus Heaney) さんが亡くなりました。ついこの間まで元気だと思ったのに。73 歳。死因は病気とだけ伝えられている。

 

ヒーニーさんは北アイルランドのデリー出身。皇后さまがファンかなんかで、ダブリンを訪問したときに彼の自宅に行ったりしました。

 

亡くなったのが先週の金曜で、土曜のアイリッシュタイムズ紙は 1 面から 5 面までヒーニーさんの記事だった。

 

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一面に掲載されたフィンタン・オトゥール記者の記事の冒頭を訳します。

 

==翻訳ここから==
偉大な詩人がすべてそうであるように、シェイマス・ヒーニーは錬金術師だった。

 

彼は私たちの汚辱を名誉に変え、しょうもない憎悪を英雄的な寛容に変え、退屈な決まり文句を探究的な雄弁に変え、鉛の残酷な不可避を可能性の黄金に変えた。

 

私たちが誰であるかを私たちに告げる傲慢さを彼は持ち合わせていなかった。それよりもずっと重要なことは、私たちは何であるかを彼は私たちに告げたことだ。彼から滲みでる尊厳、良識、甘い喜び。彼は類まれな振舞いで私たちにセルフリスペクトを与えた。

 

アイルランドは経済である前に文化であることを彼は私たちに思い出させてくれた。

 

シェイクスピアの戯曲『テンペスト』でミランダはこう叫んだ「なんてすばらしい、新しい世界、こんな人たちが住んでいるとは」。

 

あふれる愚行と恐怖にも関わらず、アイルランドの文化にはこんな人がいたのだと、ヒーニーは私たちを驚かせ、息を呑ませた。

 

今年の春と夏、彼は再び活動を始め、朗読会で読み、開会式典に出席し、議長を務め、祝福した。2006 年に脳卒中を患って以来、彼の登場を待ち望む声にも関わらず行事への出席を減らしていたが、今年、彼は再び公人の立場を楽しんでいるようだった。。。。