たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

スペイン 4 - 0 アイルランド

前回のパブリック・ビューイングはいろいろ問題があったらしい。人が集まりすぎてゲートのところで入れない人とセキュリティの人が押し合いへし合いしていた。お友達のNちゃんも遅れてきて入れなかったんだけど、親切な知らない人がプレミアム席の余ったチケットをくれて、それをフェンス越しに渡してNちゃんは入ってこれた。
 
私たちはプレミアム席の入場口のすぐ外でみてたんだけど、そこを突破しようとする近所のがきんちょとセキュリティの攻防もなかなか見ごたえがあった。サッカーより面白かったぐらいだ。
 
試合があまりにつまらなかったせいか、最後には水に飛び込む人もいるし。
 
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ということで、スペイン戦のパブリック・ビューイングはチケットを持っている人しか入れなくなったのだが、それをアナウンスしたのが2日ぐらい前。チケットが手に入らなかったので、今回はシェルボーンFCの本拠地であるトルカ・パークのバーで見ることに。コン君とTちゃんと一緒。雨も降ってたし。
 
タクシーでトルカ・パークに向かったんだけど、タクシーの運転手さんは大連出身の中国人のお兄さん。あんまりアイルランドに思い入れはないみたいで、「2-0, Spain, at least」と言っていた。
 
トルカ・パークのバーはこじんまりしたところで、ちょっと立ち見が出るくらいの、いい感じの込み具合。家族的な雰囲気の中での観戦となります。
 
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試合の内容はもういいよね。アイルランドはサッカーをさせてもらえませんでした。2点目ぐらいまでは汚い言葉で罵る人もいましたが、3点目取られたあたりからみんなおとなしくなっていました。
 
終了 5 分前ぐらいからのアイルランド応援団の大合唱は日本のテレビでも伝わったでしょうか。あれは「フィールド・オブ・アテンライ」(The Fields of Athenry、アテンライはゴルウェー県にある地名) っていう歌なんですけど、大飢饉の時代に家族のために食糧を盗んだ罪でオーストラリアに流される若い男の歌です。曲自体は40年前ぐらいに作られたもの。
 
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上の写真はアイリッシュ・タイムズ紙の一面を飾った写真だけど、キャプションは「… 4 0 とリードされている状況では、逆境におけるストイシズムを歌った The Field of Athenry の歌が、いつもに増して心を打った」。アイリッシュ・サポがゆっくりとうねるように大合唱している間、スペイン・サポは何をしていたかというと、曲に合わせて手拍子していたそうです。ハートウォーミング過ぎるだろう、それはw
 
ちなみにコメンテーターとして英国ITVに出演していたロイ・キーンさんはこういうのが昔から大嫌いで、「負けてるのに歌ってる場合じゃないだろう」みたいなことを言ってたらしい。もうほんとに怒りんぼなんだからw
 
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新聞の一面を見てみますと、上の写真の左から、スター紙の見出しは「It’s bawl over」。
It’s all over と「大きな泣き声、わめき声」という意味の bawlを掛けています。写真のきれいなおねえさんはロビー・キーンの奥さん。真ん中のサン紙は「Murder on the Gdansk floor」。Gdanskは試合会場のグダニスク。Gdansk floor Dance floor と掛けてると思うんだけど。たぶん。右のミラー紙は「Field of AthenCRY」。最後が Cry になっています。
 
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一般紙は両方とも意気消沈するアイリッシュ・サポの写真です。
 
それでは最後に The Dubliners の「The Fields of Athenry」をどうぞ。
 
 
 
 
Rep of Ireland: Given, O'Shea, St. Ledger, Dunne, Ward, Duff (McClean 76), Andrews, Whelan (Green 80), McGeady, Cox (Walters 46), Keane
 
Spain: Casillas, Arbeloa, Pique, Sergio Ramos, Jordi Alba, Xavi, Busquets, Alonso (Javi Martinez 65), Silva, Torres (Fabregas 74), Iniesta (Santi Cazorla 79).
Scorers: Torres 4, 70, Silva 49, Fabregas 83.