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プレイオフの相手はエストニア

2012 欧州選手権予選プレーオフの抽選が昨日 (木曜) にポーランドのクラコウで行われ、アイルランドはエストニアとの対戦が決まりました。

 

第一戦: 11/11 (金) エストニアがホーム
第二戦: 11/15 (火) アイルランドがホーム

 

その他の組み合わせは
トルコ対クロアチア
チェコ対モンテネグロ
ボスニア・ヘルツェゴビナ対ポルトガル

 

アイルランドはシード国のグループに入ったので、対戦相手はエストニア、トルコ、モンテネグロ、B&H のいずれかだったんだけど、みんな一番力の劣るエストニアと当たりたいと思っていた。第二戦をホームでできることにもなったので、これは最高の抽選結果といえます。

 

エストニアは今回の予選でフェロー諸島に負けたりもしているんだけど、アウェイでセルビアやスロベニアに勝っている。だから、決して侮れる相手ではありません。

 

また、エストニアにとってもこの抽選結果は嬉しいはず。アイルランド、ポルトガル、チェコ、クロアチアの中で、どことやりたいかといったらやっぱりアイルランドでしょう。

 

エストニアのテルモ・ルーティリ監督: 「可能性のあった対戦相手の中でアイルランドが一番与しやすいというわけではない。ここまで進んできたチームはどのチームも強い。それでも、私たちはアイルランドとの対戦を望んでいた。なぜなら、予選で北アイルランドに 2 回勝った経験が生かせると思うから。どちらのチームもイングランド・スタイルのサッカーをする」

 

この予選中、フェロー諸島の監督をやっていたブライアン・ケア元アイルランド代表監督:「エストニアは非常に組織的なチームで明確なプレー・パターンを持っている。特に守備的に戦うというわけではない。予選を通して得点が 15 で失点が 14。これが彼らのスタイルを物語っている。ホームでもアウェイでもオープンな試合をする」

 

「アウェイで勝ち点 9 を取ったが、ホームで強いというわけでもなく、アウェイで守備的になるわけでもない。いつも同じような態度でゲームに臨むといっていいだろう。フェロー諸島との試合の前にエストニアの選手を研究したが、凄いと思うような選手はいない。クラブレベルでもノルウェー、キプロス、ハンガリー、ポーランドとか、あまり聞いたことのないようなところでプレーしている。しかし、チームとしては効果的なユニットである。だが、チーム力としてはアイルランドの水準には達していない」

 

前回の W 杯予選のプレーオフではティエリ・アンリのハンドボールが大騒ぎになりましたが、因果は巡るというのでしょうか、今回のアイルランドのプレーオフにはあの事件が亡霊のようにつきまとっています。

 

疑惑のハンドボールの判定が今回はアイルランドに味方したこともそうですが、グループ D の最終戦でフランスが B&H と戦い、フランスはこれまた怪しい PK 判定で同点に追いついて引き分けに持ち込んだんですね。負けていたら、B&H が 1 位抜けでフランスが 2 位に回ってアイルランドはシード落ち。プレーオフの相手はもっと厳しいチームになっていたはずです。

 

前回はシードを採用するっていうのがプレーオフの直前に決まったので、シード落ちしたアイルランドは随分ブー垂れたですよ。それが、今回はシード制度の恩恵に預かっています。

 

アルメニアは GK の退場について、正式に UEFA に異議を申し立てました。処分取り消しを求めてるだけで、審判の懲戒や再試合を要求しているわけではないみたい。巷では、「前回のアンリのハンドボールの償いのために、今回はアイルランドが有利になるようの UEFA が審判に指示した」なんて陰謀論を唱えている人もいるようですが。まあ、アルメニアも次はいいことあるでしょう。

 

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写真はアイリッシュタイムズ紙から