たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

マクニール楽器店

イメージ 1

 

Capel Street に J. McNeill という楽器屋さんがあります。一階がパブになっていて、二階が楽器屋さんです。パブのウィンドウにはアイリッシュ・トラディショナル・ミュージックで使う楽器が飾られているので、そういう系の楽器屋さんなんだろうなーと見当は付いていました。前を通るたびに入りたいなーと思っていたんですが、ちょっと特殊な楽器屋さんだし、狭い階段を上っていかなくてはいけないしで、しり込みしていたんですね。

 

ところが、この間のカメルーン戦のときにパブで知り合ったナリくんが、ボタン・アコーディオンが欲しいということだったので、これはいい口実ができたということで、ナリくんを誘って行ってきました。

 

ちょっと工房みたいな雑然とした店を想像していたんですが、中に入ると葉巻屋さんでも大丈夫かと思うくらい落ち着いたウッディーな内装で、いろんな楽器が戦利品みたいに晴れがましく陳列されています。アコーディオンとかバンジョーとかブズーキとか。

 

イメージ 2

 

楽器ってほかの器具にはないような不思議な形状をしていて、それは不思議のための不思議ではなくて、機能的な理由があって必然としてそういう形状をしているわけだけど、そういうフェチのある人にはたまらない店だと思います。いや、純粋に音楽好きの方に喜んでいただける店であることは言うまでもないこととして。

 

イメージ 3

 

こちらは、ショーケースのティン・ホイッスルとフルート。ちょっとわかりにくいですが、ショーケースの上にティン・ホイッスルが 4 本、それからフルートが 1 本 (写真右上を斜めに横切る形) 出ています。

 

ナリくんも驚いていたけど、木製のフルートってあまりみないですね。値段は 150 ユーロ。中古かもしれません。お店の人によると、これは初心者用だそうです。木製で半音調節できるような金具がついているやつ (詳しくないのでちょっとうまく説明できません) は 2200 ユーロしてました。

 

それから、4 本のティン・ホイッスル。1 番上のやつがお土産物屋さんで売ってるような一番安いやつ。6.50 ユーロ。真ん中の 2 本は高級なもの。材質とかも違うんじゃないかな。それから 1 番下のやつは、もともとは普通の安いティン・ホイッスルを、キルケニーにあるイルン・パイプ (アイルランドのバグパイプに似た楽器) の工房が調整して、いい音が出る用にしたものだそうです。これは 33 ユーロ。こうなると、1 本モノなので、値段が高いとか安いとかそういうことはまったく意味をなさなくなります。

 

楽器の形した小さな置物なんかも売ってるので、アイルランド音楽がお好きな方は一度訪ねてみる価値ありと思います。

 

イメージ 4