フランスが失点するたびにアイルランドのピザ・ハットが 350 枚のピザを無料進呈する話は日本でも話題になってましたけど、テレビを買うとフランス敗退後 3 日間だけ有効なクーポンくれる量販店もあります。
最近、アイルランドの新聞のスポーツ欄で何度か目にした単語に schadenfreude っていうのがあります。これまで見たこともなかったのに。もともとはドイツ語の言葉なんですが、「人の不幸を喜ぶ気持ち」ぐらいの意味だそうです。まさに「メシウマ状態」と同義ですね。もっと一般的な言い回しだと、「人の不幸は蜜の味」でしょうか。
新聞だけならともかく、先日は RTE の実況の人まで「シャーデンフロイデ」って使っていて、そろそろ日常的な言葉として定着しそうな勢いです。
英語でも schadenfreude にあたる言葉はあったんだけど (epicaricacy など)、ほとんど使われなかったとか。
日本でもカタカナで言われると説得力があるっていうときありますけど、英語圏の人もドイツが言うならそうなんだろう、みたいなところがあるんでしょう。
もちろんこういうのは単にお約束でワイワイやってるだけであって、アイルランドの人は心の底から人の不幸を喜んだりはしません。いや、ほんとです。信じてください。