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イングランド対スロベニア戦、愛英解説対決

イングランド、勝ちましたね。おめでとうございます。

 

試合後のインタビューでは、カペッロ監督もインタビュアーも、我を忘れて喜んでいるようにみえました。

 

今日のアイリッシュ・タイムズ紙。イングランド対スロベニア戦における英国とアイルランドのテレビの解説を比較する記事が載っていました。試合の評価がまったく正反対でおもしろいです。

 

まず、登場人物紹介

 

アイルランド陣営(愛):
ジョン・ジャイルズ(元アイルランド&リーズ)
エイモン・ダンフィー(元アイルランド&ミルウォール)
ロニー・ウィーラン(元アイルランド&リバプール)

 

英国陣営:
アラン・ハンセン(元スコットランド&リバプール)
ガリー・リネカー(元イングランド&名古屋、あ、トットナム)
ロイ・ホジソン(フルハム監督、イングランド人)
アラン・シアラー(元イングランド&ニューカッスル)
リー・ディクソン(元イングランド&アーセナル)
ハリー・レッドナップ(トットナム監督、イングランド人)

 

ハーフタイム:
ハンセン(英): イングランドは得点の後、自信がよみがえった。彼らは素晴らしかった。
ダンフィー(愛): 得点の後も、自信はまったく回復しなかった。
リネカー(英): ゴールが彼らを落ち着かせた。ゴール後は、前に進んでいった。
ウィーラン(愛): ゴール後はスイッチが入ると普通は考えるが、実際は悪くなる一方だった。
ホジソン(英): イングランドのクロスは非常に素晴らしかった。
ジャイルズ(愛): 一部のクロスは単純にひどかった。
シアラー(英): ルーニーは、より自信にあふれているようにみえた。ピッチで動き回っていた。
ダンフィー(愛): ルーニーがこれほど消えているのを見るのは衝撃的だった。彼は震える廃人のようだった。
シアラー(英): ボールの扱いにも余裕があった。目的を持って、早いパスを回していた。寄せも早かった。ずっといいパフォーマンス。勇気づけられる。
ジャイルズ(愛): 以前よりはずっと良かった。しかし、あれ以上悪くなりようはなかった。

 

試合終了後:
ディクソン(英): 素晴らしいパフォーマンスだ。
ダンフィー(愛): 衝撃的。信じられないほど悪い。まったくもってひどい。
ハンセン(英): 献身的で、スピリットにあふれ、積極性と創造性があった。パスもよく回り、5、6点とってもおかしくなかった。カペッロ監督はこのパフォーマンスを喜んでいるに違いない。
ジャイルズ(愛): 足かせがなくてこれなんだったら、足かせが戻ってきたらどんなプレイをするんだ。
レッドナップ(英): スピードのあるプレイをした。敵を追いまわし、プレスをかけた。チームに弱点はなかった。
ダンフィー(愛): 彼らは驚くほどひどかった。
リネカー(英): ルーニーは調子のいいときのルーニーのように見えた。
ウィーラン(愛): ルーニーは大きな心配の種だ。彼の調子、彼のボディー・ランゲージ、彼の動き、すべて。
ディクソン(英): ジェラードは素晴らしかった。
ダンフィー(愛): 今日のジェラードのひどさは信じられない。
レッドナップ(英): 私たちの中盤は一流だった。
ジャイルズ(愛): ゲームが進むにつれて、バリーはひどくなっていった。ミルナーも、ジェラードも、ランパードも同じ。
レッドナップ(英): かかってこい! 相手が誰だろうと、私たちを負かすのは難しいぞ。
ウィーラン(愛): 改善がみられなければ、彼らはすぐに敗退するだろう。とても、とても能力の低いパフォーマンスだった。

 

カペッロ監督にインタビューしたのはガビー・ローガンっていう英国の女性スポーツ・キャスター。

 

カペッロも喜びを爆発させて、陶酔すらしているように見えましたが、ジャイルズによれば「単にそういうフリをしてみただけ」との分析。あまり内容のないインタビューだったので、RTEの進行役が「最も探究的なインタビューというわけではなかったですね」と振ると、ジャイルズ「彼女はとても魅力的な女性のようだ。それが、彼女がインタビュアーに選ばれた理由だろう。ちょっと、おべっか入ってたね。」

 

彼女のおとうさんは、ジャイルズがリーズにいたときのチームメートだそうだ。同窓会とかあるとき、大丈夫なのかな。