たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

スモーク・ハム&海鮮パエリア

久しぶりにスモーク・ハム&海鮮パエリアを作りました。

 

大きなフライパンを焦がして捨ててしまったので、まず大き目のフライパンを買ってきました。Wok (中華鍋) って書いてあったんだけど、電気コンロに乗るように底が平らなので一般に言う中華鍋とは違うと思うんだけど。Dunn’s Store で 7 ユーロ (1000 円くらい)。半額セールとはいえ、こんなに安くていいのでしょうか。

 

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イギリスのセレブリティ・シェフ (テレビに出て名前が売れてるシェフ) の料理の本を見ながら作ったんだけど、「パエリア」の作り方のはずなんだけど、たぶんスペイン人はこれをパエリアと言わないんじゃないかと思います。なぜかというと、混ぜてるから。パエリアは混ぜないはずだ。フライパンの中身を混ぜずに食卓まで持ってきて、そこで取り分けるのがパエリア。混ぜたら、それは混ぜご飯です。

 

水分がどうしても取りきれなくて、リゾットのようになってしまった。オーブンでちょっと炊いて、水気を飛ばすというテクもあるらしいのだが、失敗すると怖いのでやめました。混ぜご飯よりリゾットの方がグルメな響きだし。

 

それから、今日はスーパーに「Wild Brown Salmon」というのが売ってたのでオーブンで焼いて玉ねぎトマト・ソース炒めを掛けて添え物としました。Wild というからには野生です。じゃなくて、水の生き物だから水生というかというと、そうではなくて、魚の場合は天然ですね。言葉って難しい。

 

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料理の本を見るたびに思うのですが、レシピに使われる表現って、とても簡潔で的を射ていて、語彙もユニークで興味深い。

 

たとえば、「1 Red Pepper, Seeded and Diced」。単語は 6 つしかないんだけど、これだけで、種の部分を取って、サイコロ切りにされた 赤いピーマンの姿がありありと目に浮かびます。極限まで簡素化された言葉の美しさというか。ところで、赤いピーマンとパプリカって同じものですか?

 

私のパエリアは、サフランではなく、ターメリックとパプリカ (香辛料としての) で黄色い色を出しています。