たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

今月見た映画 2014 年 7 月

 
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Chef (2014 年、アメリカ)
邦題: シェフ 三ツ星フードトラック始めました
7/4 at Light House Cinema
監督: Jon Favreau
出演: Jon Favreau, Sofía Vergara, John Leguizamo
後述の「Begin Again」もそうなのですが、登場人物を誰ひとりとして不幸にさせないぞ、という映画製作者たちの愚直なまでの強い思いを感じます。

 

主人公は有名レストランのチーフ・シェフなのだが、批評家にぼろくそにけなされてぶち切れ。覚えたばかりの Twitter で汚い言葉で言い返すのだが、本人にだけ伝えたつもりが、全世界に向けてツイートしていた。店はクビになり、離婚したキューバ系の奥さんがマイアミに行くというので、子守としてついていく。そこで、ボロボロのフードトラック (側面を開いてハンバーガーとか売れるようなヤツね) を手に入れる。後半は、息子やレストラン時代の後輩シェフと一緒に、キューバン・サンドイッチを売りながらサンフランシスコまで戻ってくるロードムービー。

 

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Edge of Tomorrow (2014 年、アメリカ)
邦題: オール ユー ニード イズ キル
7/5 at Cineworld
監督: Doug Liman
出演: Tom Crews, Emily Blunt
桜坂洋さんの「オール ユー ニード イズ キル」が原作の映画。お話もよくできてるし、アクションも凄いし、娯楽映画として素晴らしいですね。

 

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Mistaken for Strangers (2013 年、アメリカ)
7/10 at Light House Cinema
監督: Tom Berninger
出演: The National, Tom Berninger
ザ・ナショナルっていうバンドご存知ですか? 私は知りませんでした。インディーロック系のアメリカのバンドで、最近人気が出てきたそうです。このドキュメンタリー映画を作ったトム・バーニンガーは、バンドのヴォーカルのマットの弟。アラサーなのに実家で両親と一緒に住んでいる。定職にはついてないっぽい。ヘビメタ好き。

 

そんな弟を見かねた兄が、バンドのコンサートスタッフとしてツアーについてこないか、と誘う。映画を撮りたいというスケベ心のあった弟は、ビデオカメラを持ち込み、作業の様子を撮影したり、バンドメンバーにインタビューしたりで、みんなにウザがられ、最後にはツアーから追い出される。

 

たぶん、最初はよくあるバンド・ツアー記録映画みたいなのをぼんやりと考えていたと思うのだが、撮りためたものを作品に仕上げる苦しみの中で、弟はまったくタイプの違う兄と初めて意味のある関係を結び、自分の居場所をみつけることに成功します。

 

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Begin Again (2013 年、アメリカ)
邦題: はじまりのうた
7/12 at Light House Cinema
監督: John Carney
出演: Keira Knightley, Mark Ruffalo
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Boyhood (2014 年、アメリカ)
邦題: 6才のボクが、大人になるまで。
7/16 at Light House Cinema
監督: Richard Linklater
出演: Patricia Arquette, Ellar Coltrane, Lorelei Linklater, Ethan Hawke
1 人の少年の 6 歳から 18 歳までの成長を描きたいということで、本当にその年頃の男の子を俳優として雇い、12 年かけて撮り上げた野心作。お父さん役のイーサン・ホークやお母さん役のパトリシア・アークエットも映画の中で平等に年を取ります。

 

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Finding Vivian Maier (2014 年、アメリカ)
7/18 at Light House Cinema
監督: John Maloof, Charlie Siskel
出演: Vivian Maier を知る人たち
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The Hundred-Year-Old Man Who Climbed Out the Window and Disappeared (2014 年、スウェーデン、イギリス、ロシア、ドイツ)
7/20 at Light House Cinema
監督: Felix Herngren
出演: Robert Gustafsson
ベストセラーになった同名の小説の映画化。スウェーデンの No. 1 コメディアンのロバート・グスタフソンさんが、主人公の 20 代から 100 歳までを 1 人で演じます。まあ、コメディーなんで。主人公はちょっとヌケてるんだけど、爆弾づくりの天才。そのスキルを生かして、スペイン市民戦争の兵士、マンハッタン計画のブレイン、冷戦期のダブルスパイとして大活躍します。

 

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Who is Dayani Crystal (2014 年、イギリス、メキシコ)
7/25 at Light House Cinema
監督: Marc Silver / Gael García Bernal
出演: Gael García Bernal
メキシコからの不法移民のドキュメンタリー。最近は国境の取締が厳しくなったので、警備の手薄なアリゾナ砂漠を徒歩で越えていく人が多いそうだ。そして、街までたどり着けずに命を落としてしまう人もかなりいる。この 10 年で 1000 人とかいってたかな。

 

見つかって追い返されても嘘の名前を言っとけば、また次チャレンジできるので、基本的に ID はもってない。それで、アメリカの国境警備の人とメキシコ大使館などが協力して身元を突き止めようとするのだが、これがなかなか見つからないそうだ。

 

映画は、「Dayani Crystal」という文字の刺青のある男の死体が砂漠で見つかるところからスタートする。実話なんだけど、映像自体は再現フィルムなんだと思う。「Dayani Crystal」の謎を追いながら、不法に国境を越えようとする人たちの現状をインタビューを交えて明らかにしていきます。再現フィルムの中で、「Dayani Crystal」の刺青のある男を演じるのが、監督でもあるガエル・ガルシア・ベルナル (「モーターサイクル・ダイアリーズ」、「バベル」) です。

 

前に、キャリー・フクナガ監督が撮った、ホンジュラスからアメリカに密入国しようとする青年を描いた「闇の列車、光の旅」という映画見ましたけど、ベルナルはこの映画のプロデューサーにも名を連ねていたのを知りました。

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