先週はカーロー (Carlow) に行ってきました。カーローの町はカーロー県の県都です。人口は約27000人。これは意外に多いと感じました。キルケニー・タウンと同じくらいですね。カーロー県はラウズ県に次いで2番目に面積の小さい県です (北アイルランドの県を含む)。町の中をバロー川 (River Barrow) が流れます。歴史的にはバロー川がカーロー県とリーシュ県の境だったのですが (カーロー・タウンはリーシュ県との県境にあります)、現在はカーロー・タウン全体がカーロー県になっています。
バロー川のほとりにはカーロー・キャッスルの廃墟があります。現在は西側の壁と2つの円塔のみが残っています。13世紀初頭に建設されたもので、1361年から1374年まではアングロ・ノルマンのアイルランド首都機能が置かれた場所でもありました。1814年に癲狂院に作り替えるときに大部分を壊してしまったそうです。
次のヴィクトリアン様式の建物はカーロー・タウン・ホール。2014年まではカーローの町役場として使用されていましたが、現在はコミュニティ・ホールとしてイベントなどが開催されています。完成は1886年です。
タロー・ストリート (Turrow St.) とペニー・レーン (Penny Lane) の角にあるこちらの像は、カーロー出身の画家フランク・オメーラ (Frank O'Meara, 1853 - 1888) を記念してのもの。彼がフランスに住んでいたときによく描いていたフランス人女性の像だそうです。
彼の絵の多くはダブリンのヒュー・レーン・ギャラリーが所蔵しているそうです。たとえばこちら。
獄死したIRA兵士を追悼するプレート。
私は「犬の糞の後始末をしましょう」啓発看板の写真を撮って集めているのですが、カーローにも3つほどありました。右端のは白黒チェッカーのシールがいたずらで貼られています。
カーロー・タウンの道端においてあるゴミ箱には、ブラウンズヒル・ドルメン (Brownshill Dolmen) とダケッツ・グローブ (Ducketts Grove) の写真が観光の目玉として紹介されていましたので、カーロー・カウンティ博物館を見てから、この2つを見て回ることにしました。
お昼ご飯はネイバフッド・カフェというところでエッグ・ベネディクトを食べました。旅先ではブレックファストを食べて各地の違いを比べることにしているのですが、前日もブレックファストを食べてたので重たくてエッグ・ベネディクトにしてしまいました。おいしかったです。