3月18日。朝、岡山から萩に向かう。まず新幹線で新山口駅へ。新山口駅は昔は小郡駅といったそうですね。小郡駅は昔から山口県中部の交通の要所。小郡町は平成の大合併で山口市の一部となり、駅名ものぞみ停車駅となることを条件に新山口駅となったそうです。
萩へは新山口駅から高速バスが出ています。JR中国バスと防長バスの相互乗り入れです。所要時間は約60分。料金は片道1600円です。
最近、私はジオゲッサーというオンライン・ゲームをやっています。Google Map 上の任意の地点の画像が表示されて、そこがどこかを当てるゲームです。山口県はガードレールが黄色いというのが有名で、黄色いガードレールを見たら山口県でほぼまちがいありません。1963年に山口県で国体が開催されたとき、何か記念にということで、ガードレールを県特産の夏みかんの色にしたのだそうです。
明倫学舎という建物が萩の観光・歴史散歩のハブの役割を果たしています。ここはかつて藩校明倫舎があった場所であり、近年まで授業が行われていた明倫小学校の建物がそのまま使われています。
最近のビジター・センターはどこもオーディオ・ビジュアルが充実していますが、こちらのハイライトはヴァーチャル・リアリティです。例のヘッドギアを装着すると、高杉晋作あたりに顔を近づけられて「君の志はなんなんだ」と問い詰められたりします。
高杉晋作の生家を訪ねたあと、毛利藩の御用商人だった菊屋家の住宅を見学します。家の中に電話ボックスがあるのがすごい。移設してきたんじゃなくて元からここにあったそうです。向かいの久保田住宅では萩の皆さんからお借りしたお雛様をたくさん展示していました。
松陰神社に徒歩で向かいます。ここには松下村塾が現存しています。ほんとうに小さい一部屋しかない建物。松陰がここで教えたのは2年足らず。その間にあれだけの人材を輩出したのはすごいですね。
産業遺産の反射炉も見に行きたかったが時間がなくてかなわず。
昼は武家屋敷エリアにあるわらじという店で鶏の釜めし。夜は宿の近くのでんすけという定食屋で焼肉定食。宿はビジネスホテル長谷川。
萩のおうちのお庭には実際に夏みかんがいっぱい植えてありました。