新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
去年、映画館でみた映画は2本だけでした。10月ぐらいまで映画館はずっとしまっていましたから。10月に久しぶりに行きましたが、普段は自由席だったのに座席指定になっていました。またワクチン・パスポートも提示する必要がありました。チケットにはワクチン・パスポートを確認したことを示す「CHECKED」というゴム印が押されました。
The French Dispatch (2021 年、アメリカ)
邦題: フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
10/27 at Light House Cinema
監督: ウェス・アンダーソン
出演: ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、ティモシー・シャラメ、レア・セドゥ、オーウェン・ウィルソン、マチュー・アマルリック、ビル・マーレイ
ウェス・アンダーソン監督の新作。リヴァティ・カンサス・イブニング・サン紙という架空の新聞のフランス支局で巻き起こった3つのストーリーからなるコメディ。1つ目のストーリーは、絵画の奇才の囚人 (デル・トロ) をめぐるお話。2つ目は1968年5月の学生蜂起の話。3つ目は警察長官の息子が誘拐される話。各ストーリーのつなぎ役としてビル・マーレイが編集長役で出てくる。
アンダーソン監督の好きなニューヨーカー誌がモデルになっており、登場人物もそれぞれモデルがいるそうです。映画の中の各ストーリーにも、ベースになるニューヨーカー記事があるそうです。
Arracht (2019 年、アイルランド)
11/6 at Light House Cinema
監督: Tomás Ó Súilleabháin
Arracht はアイルランド語で「怪物」を意味する言葉。ほぼ全編アイルランド語の映画です。英語字幕付き。2021年2月のアカデミーの国際長編映画賞のアイルランド代表に選ばれた映画です (ノミネートはされず)。
舞台は1845年のコネマラ。半農半漁で暮らすコールマン・シャーキーが主人公。ジャガイモの胴枯れ病がコネマラにも迫る中、地代を上げようとする地主との交渉に向かう。素性のよくわからない雇い人を連れて行くのだが、その男が地主を殺してしまう。
2年が経ち、飢饉によって妻子を失ったコールマンは村を離れて海辺の洞窟でくらしていた。コールマンはある少女と出会い、その少女と暮らすことになるのだが、その少女は実は。。。
飾り気のない映像なんですけど、謎めいた緊迫感が最後まで続く佳品です。