2022年は11本の映画を見ました。
Belfast (2021 年、イギリス)
邦題:ベルファスト
2/8 at Light House Cinema
監督: ケネス・ブラナー
出演: ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフ、ジェイミー・ドーナン、ジュディ・デンチ
北アイルランド紛争時のベルファストを舞台にした映画。ストーリーの中心はプロテスタントの労働者階級の一家。主人公は末っ子バディー。両親と兄、そして父方の祖父母と暮らしています。紛争に翻弄されながらも、家族の絆やコミュニティとのつながりを大切にしながら日々を送る様子が描かれます。重たいテーマですが、思っていたよりは軽いタッチのハートウォーミングな映画でした。昨年のアカデミー賞では、ケネス・ブラナーが脚本賞を受賞。監督賞・作品賞にノミネートされたほか、キアラン・ハインズが助演男優賞、ジュディ・デンチが助演女優賞にノミネートされました。
Jujutsu Kaisen 0 (2021 年、日本)
原題: 劇場版 呪術廻戦 0
3/20 at Cineworld IMAX
監督: 朴 性厚
まったく予備知識はなかったのですが、日本のアニメを劇場でやっているということで見に行きました。IMAX版で見たんですよね。IMAXで映画見たのはじめてかも。
Top Gun: Maverick (2022 年、アメリカ)
邦題:トップガン マーヴェリック
6/12 at Light House Cinema
監督: ジョセフ・コシンスキー
出演: トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、ジョン・ハム、グレン・パウエル、ルイス・プルマン、エド・ハリス、ヴァル・キルマー
実は私は最初の『トップガン』を見てないのですよ。でもすごく評判がよかったので見に行きました。前作を見てなくても大丈夫。流れはだいたいわかります。現場をあがる寸前の型破りな一匹オオカミが、若い飛行士を率いて無茶なミッションをやりとげる。見ごたえあります。
Pompo: The Cinephile (2021 年、日本)
原題: 映画大好きポンポさん
7/4 at Light House Cinema
監督: 平尾隆之
これも日本のアニメが劇場公開ということで見に行きました。映画好き向けのいろんな仕掛けがあって楽しいです。上映時間が90分ぴったりなんですよね。
Elvis (2022 年、アメリカ)
邦題: エルヴィス
7/14 at Light House Cinema
監督: バズ・ラーマン
出演: オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング、
エルヴィス・プレスリーの伝記映画。オースティン・バトラーかっこいいですね。最初トム・ハンクスが出てるのわからなかった。私はエルヴィスが太ってからの頃しかリアルタイムでは知らないのですよね。腕の下にひらひらのついた白い服着ていた頃。でも、若い頃はかっこよかったんだろうなというのはわかりました。なんで海外公演しなかったのかも。
Bullet Train (2022 年、アメリカ)
邦題: ブレット・トレイン
8/4 at Light House Cinema
監督: デヴィッド・リーチ
出演: ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン、サンドラ・ブロック、ベニート・A・マルティネス・オカシオ、ローガン・ラーマン、ザジー・ビーツ、マシ・オカ、福原かれん
日本の新幹線を舞台にした荒唐無稽な痛快アクション映画。原作は伊坂幸太郎の『マリアビートル』。登場人物が複雑にからみあい、ヤクザやゆるキャラなどお約束の不思議の国ニッポン的アイコンがたくさんでてくる、スピード感とユーモアいっぱいの怪作。真田さんがかっこいいです。
An Cailin Cifin (2022 年、アイルランド)
8/15 at Light House Cinema
監督: Colm Bairéad
出演: Catherine Clinc、Carrie Crowley
この映画がアイルランド語映画として初めてアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたのでアイルランドではちょっと盛り上がっています。母親の妊娠中に親戚の家に預けられる少女。その家の秘密がしだいに明らかになっていくというストーリーです。
Where The Crawdads Sing (2022 年、アメリカ)
邦題: ザリガニの鳴くところ
8/26 at Light House Cinema
監督: オリヴィア・ニューマン
出演: デイジー・エドガー=ジョーンズ、テイラー・ジョン・スミス、ハリス・ディキンソン、マイケル・ハイアット
家族がちりぢりになったあと、ノースカロライナの湿地帯で1人で生きる少女。街の少年の1人と仲良くなり、読み書きなどを教わるが、少年は大学進学のため街を離れる。少女は成長し、別の青年と結婚の約束までするが、その青年は別の女性とも婚約していたことがわかる。その翌日、青年の死体が発見された。少女は殺人の嫌疑をかけられるが。。。
Decision To Leave (2022 年、韓国)
邦題: 別れる決心
10/26 at Light House Cinema
監督: パク・チャヌク
出演: Park Hae-il、Tang WeiLee、Jung-hyun
韓国のロマンチック・ミステリー映画。ある入国審査官が趣味の山登りに出かけ転落死。中国生まれの妻が殺人の疑いをかけられるが取り調べを担当した刑事と恋仲となり、最終的には立件とならず。恋仲となったのは刑事の持つ証拠を破棄させることが目的だったのではないかと刑事は疑う。女性は再婚したのだが、その相手がまた殺されてしまい、刑事と女性は再び対峙することになる。
The Banshees of Inisherin (2022 年、アイルランド/イギリス/アメリカ)
邦題: イニシェリン島の精霊
10/27 at Light House Cinema
監督: マーティン・マクドナー
出演: コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、バリー・コーガン、ケリー・コンドン
今回のアカデミー賞では、作品賞・監督賞のほか、ファレルが主演男優賞。グリーソンとコーガンが助演男優賞にノミネートされています。アイルランド西部の島に暮らす2人の男。長い友人だったのだが1人が絶交を言い出す。お前と話すのは時間の無駄だからと。今度話しかけたら自分の指を一本づつ切っていくからと。で、実際に切っていく。アイルランドののどかな田園風景を舞台にしたブラック・コメディー。
Nothing Compare (2022 年、アイルランド/イギリス/アメリカ)
11/2 at Light House Cinema
監督: Kathryn Ferguson
出演: シネイド・オコナー
シネイド・オコナーのドキュメンタリー映画。フェミニスト的な視点から彼女のキャリアを描きます。アイルランドではここ10年ほどで中絶がある程度認められるようになったりしたわけだけど、オコナーはそうした女性の権利運動のグランドマザーなのだ、という作りです。最後に今のオコナーが出てきて一曲歌うんだけど、酸いも甘いもかみ分けた年輪を感じさせます。