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ムーア・ストリートに新しく露店を出してくれる人を募集中

ダブリンのムーア・ストリートに活気と多様さを加えるために、この歴史的なストリート・マーケットで新しく露店の営業をしてくれる人をダブリン市役所が募集しています。

 

www.irishtimes.com

 

ダブリン市役所が探しているのは、木曜から日曜まで、日中と夜に露店を営業することを希望する人/業者。現在、月曜から土曜まで日中に営業している露店が17軒あるそうなのですが、それに新しい露店が加わるということのようです。

 

市役所の専門家グループから出されたマーケット再生に関する提案に基づき、「歴史と特色に彩られたこのストリート・マーケットを、多文化で、世代を超え、民族的に多様な活気あるものにすること」を目指すようです。

 

マーケットは午前9時半から夜10時までの営業で、ナイトタイム・エコノミーの要素が加わるものとなります。バーやレストランもできる可能性があるとのこと。

 

観光客向けではなくダブリンの住民向けであり、北部インナー・シティの重要なコミュニテ・ハブとして、さまざまなバックグラウンドの人や文化のために役立つものとするそうです。

 

新しい露店は来年の2月までには設置される予定。市役所としては、まず1年の契約を結び、その後 2 年間の契約延長をする計画だそうです。

 

ムーア・ストリートは、イギリスのハマーソンという不動産開発会社が、ホテル、リテール、オフィス、住居などの大きな再開発を行う予定で、工事が始まれば10年ほどにわたって建設作業が続く可能性があるそうです。

 

同社の計画は今年6月に市役所に提出され、市役所からの要求で改訂をほどこした後、最終的なものが先月提出されたとのこと。この計画に関する市役所側の決定は来年になる予定。

 

ムーア・ストリートで肉屋を営むスティーヴン・トロイさんは、ハマーソン社の建設プロジェクトが実際に始まったら、再活性化したマーケットがどう営業していけるかわからないといいます。

 

「この (マーケット再活性化の) アプローチは遅すぎるし、小規模すぎると思います。建設計画の申請が出されていて、それが実行されれば10年から15年間にわたって露店の営業ができなくなるわけですから。それは、ムーア・ストリートの個人商店にも破滅的な影響を与えます 」

 

建設工事が行われているときにマーケットの営業が継続するのかどうかという問い合わせに対し、市役所からは回答がなかったとのこと。

 

最後に昔のムーア・ストリートの写真をのっけておきます。絵葉書からスキャンしたもの。たぶん1970年代。

 

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現在のムーア・ストリート

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