ダブリンのショッピング・ストリートとしては、リフィー川の南ならグラフトン・ストリート、北側ならヘンリー・ストリートが有名です。どちらも歩行者天国化されています。
ヘンリー・ストリートの始点をオコネル・ストリート側とすると、その終点のT字路を曲がるとそこがケーペル・ストリート (Capel Street) です。南側からだと、ダブリン・キャッスルからパーラメント・ストリートを降りてきて、橋を渡ったところがケーペル・ストリートです。
ケーペル・ストリートも商店街なのですが、グラフトンやヘンリーと違うところは、個人商店が立ち並んでいるところ。活気ある下町情緒が漂っています。グラフトンやヘンリーはやはり多国籍資本のチェーン店が多いんですよね。
今年の夏ごろだったか、ケーペル・ストリートの北の端が少しだけ終日歩行者天国になりました。ブラックシープというパブから北側です。
今日の新聞に載っていたのですが、ダブリン市役所の調査によりますと、回答者の80%近くがケーペル・ストリート全体を常に歩行者専用にすることに賛成しています。
ダブリン市役所の調査では、いろいろなオプションを示して7000人ほどに選択してもらったようです。現在のように平日は車の通行は許可するけれど路上駐車スペースは屋外飲食の場所とする、路上駐車スペースも元に戻してパンデミック前の状況にする、平日夜のみ/週末のみ/常に歩行者天国にするなどのオプションがありました。
今年の夏は、週末だけ朝6時半から夜11時半までパーラメント・ストリートとケーペル・ストリートを歩行者天国にしていたようです。
多くの住人、お店、一般の人が歩行者天国に賛成していることはわかりましたが、車を制限することでどのような影響が出るかも検討しなければならないと市役所は言っています。
以下は、今日のケーペル・ストリートの様子です。
ブラジル食料品店とペットショップ。
ゲイバーのパンティ・バー。
おしゃれなケーキ屋さん。ここは昔、Berlin という眼鏡屋さんで、50年ぐらい前から抜け出してきたような古風な店構えだったのだが、数年前に店主さんが引退して閉店してしまった。
リサイクル・ショップもいくつもあります。
アジア系のレストランもたくさんあります。
今は、注射スペースがこのように屋外飲食の場になっています。